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[WBS] 台風19号上陸から1ヵ月!SNSで広がる「被災リンゴ」支援!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

90人が死亡し、いまも5人が行方不明となっている台風19号の上陸からおよそ1ヶ月。

地元経済が大きな被害を受けた地域では地場産業の立て直しに不安の声も上がっています。

その一方でSNS上では被災した農家を救う支援が広まっています。

佐野市

佐野市ホームページ [Sano city official web site]
佐野市公式ホームページ

1ヵ月前に台風19号の影響で川の堤防が決壊した栃木県佐野市。

名物のラーメン店をはじめ甚大の被害を受けました。

1ヵ月経った11月12日・・・

山本康平記者、

道路の脇には土嚢が積み上げられていて、瓦礫もたくさん残っている状態です。

伝統的な地場産業の一つでもある繊維に関わる企業も深刻な被害を受けました。

青木刺繍

婦人服などを手掛ける青木刺繍では大型の刺繍用機械など7台が浸水。

青木刺繍の青木泰樹専務、

これが1,000万円。これが1,500万円。

ここだけで3,500万円くらいの被害ですね。

懸命な洗浄作業などによって機械の一部が動くようになりました。

ただ大切なデザインのデータも失われてしまったため1ヵ月経ったいまも営業再開の目処は立っていません。

ここ10年分くらいが流された。技術的に失ったものは大きい。

国や県は中小企業がまとまって事業計画を作ることで復旧費用の最大4分の3を支援する「グループ補助金」制度などで支援を進める考えです。

佐野商工会議所の吉澤慎太郎会頭、

より早く対応し、廃業、転業、他の地域に行く人を食い止める。

吉清染色有限会社

しかし後継者不足なももあり、災害が廃業の引き金となるケースも・・・

佐野市内で工業用マスクの中布などを製造する吉清染色。

浸水によって工場の機械が被害を受けたため社長の吉田隆勝さんは仕方なく廃業することを決めました。

もうしょうがない。

後継者もいないし、息子もほかの仕事をしているから。

この辺がちょうど年齢的にも。

立川カフェ Stephan and Joe

立川カフェ Stephan and Joe
立川エリアの立川カフェ、立川カフェ Stephan and Joeのオフィシャルページです。お店の基本情報やメニュー情報などをご紹介しています。

一方で新しい形での被災地支援も始まっています。

東京・立川市にある立川カフェステファンアンドジョー。

看板メニューはリンゴを使った洋菓子「タルトタタン」です。

実はここで使っているのは被災地長野県のリンゴなのです。

フルプロ農園

フルプロ農園|長野のおいしいりんご栽培農園
信州の有名なりんごの産地である長野市のアップルラインで葉とらずりんごを栽培している歴史あるりんご農園が始めたフルーツプロダクション、フルプロ農園のホームページです。

長野県は千曲川の堤防が決壊し、新幹線基地が浸水するなど甚大な被害を受けました。

すぐ隣りにあるリンゴ農園も・・・

フルプロ農園の徳永虎千代代表、

こういうのは売り物にならない。

農園全体が水に浸かる被害を受けました。

想像以上の被害でショックが大きい。

農水省は11月12日、こうした台風19号などの農林水産関係の被害額は2,544億円に上ったと発表しています。

1ヶ月経ち、あのリンゴ農園を訪ねると・・・

出荷できるのは全体の5%とかそんなもの。

かなり厳しい状態。

生産している50トンのうち、ほとんどが泥をかぶり出荷できるのはたったの3トン程度だといいます。

実はいまこうした農園を救うための支援の輪がSNS上で広がっています。

きっかけはツイッターのあるつぶやきです。

被害に遭われた農園のりんごをまだ買えるならそこで買ってタルトタタン作ってくれたらちょっと嬉しいです。

ツイートしたのはフランスのニース在住の日本人シェフ、神谷隆幸さん。

長野県のリンゴ農園の被害を知り、被災地のリンゴを買ってお菓子を作ろうと呼びかけたのです。

するとそれに賛同した多くのシェフたちが秘伝のレシピを続々と公開し始めました。

先程の立川のカフェもその1つです。

立川カフェステファンアンドジョーのスラス・ステファン一馬さん、

レシピをあげる形で支援になって、お菓子を食べることで、お客様も食べられるし、農家の支援にもなる。

こうした活動のおかげで出荷した1.5トンのリンゴは全て直販サイト上で全て完売。残りの分も予約で埋まっているといいます。

私たちのリンゴと同等にシェフや職人のレシピは大事なもの。

それを犠牲にしてまでシェフの方が協力してくれているのは本当にありがたい。

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