株式会社FINE
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がっちり!!リサイクルウォーズ!

続いてやって来たのは名古屋にあるFINEという会社。


正直、聞いたことない会社ですが…

取締役の津田一志さん。半ズボン姿で随分とカジュアル。

早速ですが、どんなリサイクルの会社なんですか?

全く新しい服の売り方を発明しました。

「どんな発明ですか?」

詳しくは言えない。

「教えてもらえないんですか?」

どうやら服のリサイクルをしているらしい…

でも肝心なところは教えてくれない。

見てもらった方が早いけど結構見せられないものがあって。

見た方が早いのに見せられない?って何やらいろいろワケありのようですが…


奈良県の某所へ
こちらの会社の心臓部があるというので今度は奈良県の某所へ。

こんなのどかな場所にどんなヒミツがあるのでしょう?

撮ってはいけないものがあるので注意して頂きたい。

とにかくやたらと慎重な津田さんですが…

どうやらここは工場のよう。

恐る恐る中に入ってみると…
「服がいっぱいありますね?」

ブランドさんから買い取った新品の服になります。

そこには有名ブランドからFINEさんが買い取ったという新品の服がずらり。

奥に進んでいくと…

「タグ外しちゃうんですか?」
そうですね。

タグを外している!?

そして、こっちでは…

「タグ付けちゃうんですか?」
はい。

「別のタグ付けていいんですか?」

はい、付け替えます。

どの服にも同じ「Rename」というタグを次々と付けている。これって一体どういうことなんですか、津田さん?

こちらはですね、ブランドの在庫の新品の服ですが、ブランド名をRenameという新しいブランド名に交換します。

Rename
FINEのリサイクルビジネスはブランド品の新品の在庫を買い取って、そのタグを付け替えて全く新しい自社ブランド「Rename」として再発売することなんです。


そんなことをしたら元のブランドの人に怒られちゃうんじゃないの?

タグを付け替えることで元のブランド名が変わる。

元のブランドイメージに影響を与えずにお得に販売ができる。

ブランド側もなんとか売れ残った服をお金にしたい。

でも、安売りをしちゃうとブランド価値が下がる。

だからRenameに服を安く売るんです。

一方、Rename側はブランドは言わないけどすごく良いブランドの服を割引で売っていますよとアピールしてお客様に大人気なんです。

例えばこちら、某有名ブランドの日本製Tシャツがタグを付け替えただけで65%引き。

百貨店で展開する某有名ブランドのコートがおよそ7割引きっていうからこれはお得です!

というわけでRenameの服はわずか2年でタグを付け替えたおよそ30万着が完売状態なんだとか!

企業秘密
このタグ付け替えビジネス、ある大事な注意点が!

それは絶対にバレちゃいけないってこと!!

「有名なブランドが結構ある。」

そうですね、あまりペラペラ言わないでください。

元のブランド名は絶対に企業秘密。

そのため徹底した配慮がされていて、タグを付け替えるために外したブランドタグの管理は買い取りした数の分をきっちり同じ数をブランド側に返却しないといけない。



もし1つでも数が合わないと…

その商品が販売できない。

とにかく厳密です。

さらに、
洗濯ネームを新しく取り付けます。

洗濯ネームも元の会社名が入っているから付け直し。

こちらは服によって表記内容が違うので元のネームと同じ情報を入れて全て作り直し!

結構大変です。
もちろん付いていた洗濯ネームも買い取りした数の分だけ元のブランドに返却。

限りなく元のブランドがわからないように徹底してやっています。

この徹底した配慮でRenameを希望するブランドの数も数十ブランドに増加!

ブランドとの取引金額は前年比の2倍と絶好調!

FINEはタグを付け替えてがっちり!

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