[がっちりマンデー] 郊外でよく見るゲオの儲かり戦略!レンタル&なんでも買取のヒミツ!(1)

郊外でよく見るゲオの儲かり戦略!レンタル&なんでも買取のヒミツ!

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株式会社ゲオホールディングス

年間売上げ2,680億円

GEO(ゲオ)の店舗は全国に1,225店舗

郊外の幹線道路に黄色と紺の看板をよく見かけます。

DVDレンタル

ゲオの儲かりビジネスの1つがDVDのレンタル。

でも今、ネット配信で映像ソフト見放題のサービスが増えていますが大丈夫なのかな?

広報課の芝田梨紗さん、

「レンタルだけで売上げは?」

昨年の売上げ780億円

映像ソフトの市場は自宅で映画やドラマを楽しむとき、お店で借りるって人がまだまだ多いといいます。

映像ソフトの市場規模
有料動画配信市場 1,256億円
レンタル市場 1,831億円

ゲオに来ていたお客様は、

音楽借りたり、映画とか。

子ども達がDVDを借りたいと言うので。大人にも魅力的な場所。

直接、手にとってじっくり選びたいというニーズが結構あります。

そこで今回、レンタルビジネスの心臓部へ。

メディア商品部

「毎日どういう作業を?」

メディア商品部の重藤昌史さん、

DVDの新作が毎月発売されるので、タイトルに対して、どれだけ必要か仕入れ数を決定。

重藤さんは全国のゲオに置くDVDをメーカーから仕入れるDVDのバイヤー。

新作を何枚仕入れるか、儲けを左右する重要なポジション。

それにしても・・・

「静かなフロアですね?」

そうですね、結構静か。タイトルの仕入れ数が何枚必要か調べているので。

バイヤーたちは皆、難しそうなデータとにらめっこ。

映像を見たりしますが。

「映像と表だと、どっちの方を見る事が多いですか?」

映・・・表の方が多い。

表データの分析が終わると、次は戦略会議。

重藤さんが担当する邦画作品の仕入れ数を決めるといいます。

さてどうやって?

4月4日発売の「亜人」。興行収入が14億~15億。主演が佐藤健さんと綾野剛さん。キャストもかなり立っている。

映画「亜人」は昨年公開された注目作。

たくさんレンタルされるはず。

商品としてのベンチマークを調べました。「土竜の唄」「東京喰種」がコミック原作でベンチマーク。亜人は63万視聴目指すイメージ。

ベンチマークとはメーカーから何枚仕入れるかの目安となる過去の作品。亜人と同じくらいの興行収入を記録し、さらに出演する俳優やジャンルが似た作品が対象。

このベンチマークから仕入れ数を絞り込んでいきます。

亜人の予想レンタル回数は63万。63万を30で割り、仕入れ数を2万1,000枚と決定。

なぜならDVD1枚あたりのレンタル回数が平均30、なので30で割るのです。

市場の動向など全てを加味して、過去の作品のどの作品と近いかを算定している。

東宝株式会社

後日、重藤さんが向かったのは東宝株式会社。

DVDを2万1,000枚仕入れるため発売元との直接交渉。

まずは亜人のプロモーションビデオを拝見。ゲオの店内で流すものなのでしっかりとチェックします。

見終わるとすぐさま交渉へ。

すると東宝の映像本部、谷澤弘修さんから、

アクション映画は男性のお客様が多いイメージですが、亜人はキャストのパワーもあり女性のお客様が劇場に多い。東宝としては4月のメインタイトルなので御社(ゲオ)でも大きく展開したい。

メーカーさんも乗り気で好感触。でも・・・

こちらとしては買い切りで導入させて頂いて。

「買い切り」というキーワードが出た途端、どうも妙な雰囲気に・・・

ゲオの各店10枚以上で1万3,000枚の導入を希望。

ゲオが希望する2万1,000枚よりもグッと少ない1万3,000枚というご提案。

重藤さん、すかさず、

ゲオとしては20枚とか、もっともっとお店に並べたい。買い切りではなくてレベニューでどうしても導入したい。

今度は東宝の谷澤さんが苦笑い・・・

「買い切り」と「レベニュー」って?

買い切りは最初にお金をお支払いしてゲオがレンタル用の商品を買わせて頂く。

買い切りだとゲオが東宝から1万3,000枚をまとめて買うというやり方。

ちょっと専門的なのがレベニュー。

レベニューはレンタルでの売上げをメーカーと按分する。

正式名「レベニュー・シェアリング」の場合、ゲオが東宝から2万1,000枚買うのではなく借りるのです。買うよりもグッと安い金額でDVDを仕入れ初期費用を抑えられます。

その代わり、レンタルの売上げから何割かを東宝に支払うという契約です。

なのでレベニュー・シェアリングなら枚数が多くずらりと並べることができます。

買い切りで早く利益を確定させたい東宝と、レベニューで作品をたくさん並べたいゲオ。両者の熱い駆け引きは1つの作品で10回の商談になることも・・・

ホントにしっかり回りますって。

私もそう思います。

だからレベニューを・・・

社内調整します。

流通センター

どっちも頑張って!

こういったやり取りを経てお店に並ぶDVDの数々。

でも「借りたいのに、お店に作品がなくて借りられない」ってことありません?

そうならないようにゲオでは独自の流通センターがあります。

中で行われているのは色んな種類のDVDをラインに流し仕分ける作業。

流通センターの任務は全国の店舗の商品バランスをとること。

どういうことかというと、例えばある作品がA店やB店ではレンタルされずダブついていけるけど、C店やD店では大人気で足りないという場合、一旦その作品を流通センターに集め振り分けています。

ゲオの流通部、及川従宏さんは、

ゲオは基本的に直営店なので本部主導で商品回収ができる。

そしてシリーズ物を手作業で順番通り並び替える細やかさも。同じタイトルでもシーズンが違っていると大変なんです。

お店にちゃんと必要なDVDが並ぶこと、それがゲオのレンタルビジネスには欠かせないのです。

がっちり!

重藤さん、2万1,000枚うまく仕入れできたかな?

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