[WBS] 6月からふるさと納税新制度へ!還元率3割以下・・・お得感薄れる!?

ワールドビジネスサテライト(WBS)

来月からふるさと納税の新しい制度が始まります。高額で豪華な返礼品が禁止されるため自治体などは地場産品や地域の魅力をアピールする努力を迫られています。

ふるさとチョイス

千葉県南房総市のあわびや島根県奥出雲町の日本酒。

数々のふるさと納税品が並ぶ中、6月の法改正の変更点についてのセミナーが開かれました。

お礼の品は寄付金額の3割以内、地域の産品に限る。

還元率3割以下の地場産品という新たな基準。

商品券や返礼品の割合が高いものなどお得感があったものが一切なくなります。

ふるさと納税をよく使う人は、

あまりにも量がありすぎて何を選んだらいいのか正直分からない。

お得感が薄れ、ふるさと納税離れが起こるのでは、との懸念も出ていますが・・・

ふるさとチョイスを運営するトラストバンクの浪越達夫さん、

法改正によって自治体が創意工夫によって磨き上げてくる。

共に創る共創が増えていく。

今後は地方自治体や企業の商品開発の力が問われ、その魅力も上がってくるというのです。

返礼品発掘ハンター

そんな中、ふるさとチョイスでは自治体の魅力の強化に動き出しています。

藤井楓さん。

これまで埼玉県深谷市の味噌やはちみつなど県外にあまり流出していなかった特産品を返礼品として発掘してきました。

ついた異名が「返礼品発掘ハンター」。

これまで以上に地域の良いもの、作っている事業者、地域ならではのものに光が当たってくるのではないか。

有限会社近藤スワインビジネス

この日、藤井さんが訪ねたのは群馬県前橋市の養豚業者。

無添加のウインナーなどの加工品は3年ほど前に前橋市のふるさと納税の返礼品に加わりました。返礼品に選ばれてからおよそ2割ほど売上が伸びたといいます。

しかし・・・

近藤スワインビジネスの近藤崇幸社長、

今のところ、ただ送っているだけなので、また違うアプローチをやらないといけない。

どうやっていくかアイデアがない。

特産品をより魅力的に伝えられるようにアドバイスを求めたのです。

品物だけだと全国のいろいろな品に埋もれてしまうが、地域・場所ならではの体験ができる品にすることで前橋市だけのものになる。

自分が行って店でしゃべるとか、セミナーを開くとか。

藤井さん、生産者による品物を説明を加えた「体験型の商品」を提案しました。

打ち合わせに同席した前橋市の職員も新たな商品に期待を寄せます。

前橋市ふるさと納税担当、谷内田修さん、

隠れたいいものが結構あると思う。それをもっと見つけて町の魅力になっていけば。

平林産業株式会社

一方、返礼品を新たな形でPRしようという企業も。

平林産業の平林京子代表、

ダイスカットりんごと冷凍すりおろしりんごの返礼品セット。

長野県産のりんごを冷凍加工したものと皮ごとすりおろしたりんごの冷凍ピューレ。この2種類を返礼品として製造しているのは長野県の平林産業。

しかし、平林産業の名前はどこにもなく、パッケージには「いち五郎」の文字が・・・

いち五郎とは磯丸水産などを運営するSFPホールディングスが都内などで展開している居酒屋です。

平林産業はSFPに返礼品を使ったドリンクを開発してもらいました。その名も「かちかちアップルサワー」。ほかにはないオリジナル商品が出来上がりました。

萩原由佳記者、

すごいさっぱりとしたりんごの味わいが楽しめる一杯になっています。

店内ではサワーを飲んで気に入ったお客様にQRコードを読み取ってもらい返礼品を購入できるようにしました。

うちも製造業がメインで営業の担当者がいない。

宣伝を自分たちでやるのも大変なところがある。

SFPの力を借りる形になる。