アイ・ティ・イー株式会社
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日本で旗揚げ!小さな会社の外国人社長!
次にやって来たのは東京・丸の内、新丸ビルの10階にあるアイ・ティ・イーという会社。
早速中へ。
従業員8人という小さな会社の社長が…
この方。
パンカジ・ガルグです。
「どちらから?」
インドですね。
インドからやって来たパンカジ・ガルグ社長(52歳)。
この会社が作っているのが…
アイスバッテリーです。知らないか?
全然聞いたことないけど、ようするに保冷剤ってこと?
そうですね、保冷剤ですけどね。まだわかんないですね。
いや~うちの営業足らないな~
アイスバッテリー
なんでもアイスバッテリーは…
今までの物とは全然違う保冷剤らしい。
すでに年間数億円を売り上げていて日本の物流に革命を起こすかも!?な商品なんです。
アイスバッテリーの何がスゴいのか?
これは充電して、チャージして、その後は24時間か、3日間か、一週間持つ。
充電というのは普通の保冷剤と一緒で冷凍庫で凍らせるってことですが、その保冷するパワーが半端ないらしい。
ソフトクリームを箱に入れて片方は普通の保冷剤、もう片方にはアイスバッテリーを入れる。
箱を閉じて2つの箱を気温35度に設定した装置に入れます。
3時間後…
同時に開けてみると…
普通の保冷剤のソフトクリームはドロドロ。
それに対してアイスバッテリーはちゃんと形が残っている。
温度変化を見てみると普通の保冷剤はどんどん上昇していくのに、アイスバッテリーの方は12時間経ってもほとんど変わらない。
「すごいですねアイスバッテリー!」
我々としては当たり前のことですけどね。
この冷却力のスゴさはまだ序の口。
温度を変えられる
一番のスゴさは冷やす温度を変えられるってこと!
7種類あるアイスバッテリーを使い分ければ0度からマイナス35度まで運ぶ物に合わせて設定温度が変えられる!
農産物なら2度~5度。
冷凍食品はマイナス18度からマイナス20度。アイスクリームはマイナス25度。
商品ごとにベストの温度が違うから設定温度が違わないといけない。
日本の食品物流は今どんどん温度管理に細かくなっている!
冷凍食品はマイナス20度くらい、肉や魚はマイナス2度、野菜や果物は0度と一番美味しい温度で運びたい。
株式会社トラジ
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例えば焼き肉大手のトラジでは各店舗に配送する生の肉を保冷ボックスに詰めたら…
アイスバッテリーの登場。マイナス2度設定のもので箱の中の温度は1~2度くらいに保たれるんだとか!
トラジのセントラルキッチン部、崔水榮センター長、
以前は冷凍の状態でカルビを各店舗に送っていました。
生の状態で流通させようと、それが一番おいしい状態で食べてもらえる。
アイスバッテリーを使ってみようと。
理想の状態でカルビが各店舗に届けられたので即導入した。
保冷車の電気代も一切かからないし、普通のトラックに冷蔵、冷凍、常温の荷物を同時に積み込むことも出来るってスゴいことなんです!
パンカジ・ガルグ社長
「社長が一人で作った?」
そうですね。
設定温度が7種類も出来たのはもしかして社長の計算がうまいから?
「インドの人って計算が…」
数学がね。
数学が出来るってことは頭の回転が速いからな!
設定温度は中の溶剤の配合を細かく変えるのがポイントなんですが、もちろん最重要の企業秘密。
飲んでも一応大丈夫。
でもガルグ社長、なんで保冷剤を開発しようと思ったのでしょう?
私、インテルで半導体責任者だった。画像処理ね、CPUは熱を出すから。
10年以上前、半導体を冷却するために試行錯誤した経験がアイスバッテリーの開発につながったんだとか!
日本の物流を変えること間違いなしのアイスバッテリー、すでに国内では100社以上のお得意さんをゲットしたとのことですが、つい最近、ガルグ社長にとって嬉しいことが!
インドの国営鉄道がアイスバッテリーを採用した。
今年からインドでアイスバッテリー見ることができます。
人口13億、地元インドの国鉄がアイスバッテリーの採用を決定!
うまくいけば売上げも急激に上がりそうってことで、
ITEはアイスバッテリーでがっちり!
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