古河機械金属株式会社
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電車広告で見るけどよく知らない会社。
まずは、とある電車に乗ってみると…
ドアの上の部分に「古河機械金属」、社名だけの広告。これだけだと何の会社だか分からない。
しかも隣には「古河気合筋肉」。意味があるのかまずますよく分からない…
ということでやって来たのは群馬県高崎市にある古河機械金属の工場へ。
そもそも何をやっている会社なんですか、広報の芥川良平さん。
かなり大きなものを作ってます。
巨大なものを作って昨年の売上げは1,741億円。これはかなりの大企業だ。
肝心の巨大なものとは?
こちらです。
「これ何ですか?」
トンネルドリルジャンボです。
トンネルの岩盤に穴を開ける機械。
古河機械金属はトンネルを掘る機械を作っている会社。
でも広告の「古河気合筋肉」って何か関係あるんですか?
ほとんど一般の方には知られていない会社なので、まずは知っていただこう、社名をもじって広告を出してみた。
「なんで筋肉なんですか?」
気合と筋肉大事なので。
分かったような分からないような…
トンネルドリルジャンボ
でもこのトンネルドリルジャンボは確かにスゴそう!
「アームが格好いいですよね。」
格好いいですよね。
男の人は大好きですね。
「加藤さん、好きなんじゃないですか?」
買ってほしいですね!
「いくらくらいするんですか?」
3億円くらい。
加藤さん、買ってください。
この巨大マシーン、アームが自由自在に動き、こんなに大きくなる。
どうやってトンネルを掘っているかというと…
3本のアームを同時に動かし、トンネルの岩盤に100以上もの穴を開ける。
そして、その穴1つ1つに火薬を入れ爆発させて掘っているんです。
その威力はどれ程なのか?
トンネルは危険なため、採石場で実験。
地面に穴を開け、火薬をセット。
そして…
トンネルってこうやって掘ってるんですね。
古河ロックドリルの開発設計部部長代理、宮越征一さん、
トンネルを掘って順調に行きますと1日4m。
1年でおよそ1km掘っていくことが可能。
そんなトンネル工事の世界で古河機械金属は国内シェア80%とダントツの1位。
掘る力がスゴい
その理由は掘る力がスゴい!
そのパワーの秘密が先端のこれ。
こいつがどんな硬い岩盤でも穴を開けちゃうらしいですが…
この石をこの機械で穴を開けたいと思います。
大きさは1mの厚さがあります。非常に硬い花崗岩になります。
という事で実験。厚さ1mの花崗岩をどのくらいの速さで貫通できるのか!?
水を噴射しながらグングン掘っていく。
そして20秒後…
見事貫通!
硬い岩にも簡単に穴が開けられる、その秘密は…
水を排出して削った岩の粉を外に吐き出す。
1分間に打撃の回数は4,000回。
回転している速度は1分間に200回転。
トンネルドリルジャンボの秘密はトリプルアタック打法。
先端にある丸い突起物をグイッと押し付けて、1分間に200回以上の回転でねじり、なおかつ1秒間におよそ70回垂直に叩きつける。
この古河機械金属独自のワザでどんな硬い岩盤にもグイグイ穴を開けられるってワケ。
会社のルーツ
でも、どうして古河機械金属はトンネル工事の機械でトップメーカーになれたのか?
その秘密は会社のルーツにあった。
もともと鉱山開発をやってきた会社。
例えば足尾鉱山で採掘をしていた。
1875年創業した古河機械金属は元々足尾鉱山や草倉銅山など東日本の鉱山を掘る会社でした。
当初は手堀りだった採掘を効率化すべく1914年には岩盤を掘る手持ち式機械を開発。
以来100年間、掘るスペシャリストとしてそのノウハウを積み重ねていったのです。
そして銅山開発からいろいろ事業が広がって…
掘った石を砕くような粉砕機。
排水をするためのポンプ。
石を運ぶためのベルトコンベヤ。
出てきた銅。
鉱山から多角化してきた。
だから会社のロゴは鉱山の山なんですって。
そんな古河機械金属は売上げが2年連続でアップと絶好調!
古河機械金属はトンネルを掘る機械でがっちり!
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