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[WBS]出前館×LINE提携秘話!”対GAFA戦略”の全貌![株式会社出前館]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

新型コロナの感染再拡大でフードデリバリー市場が再び需要を伸ばしています。

その先頭集団にいあるのが出前館とLINEの連合です。

市場の主導権を巡ってこの春に提携を決めた両社ですが裏ではGAFAの内の1社も名乗りを上げて激しい三つ巴の駆け引きが繰り広げられていたことがWBSの取材で分かりました。

株式会社出前館

【出前館】ピザ・弁当などの宅配デリバリーサイト
『出前館』は全国60,000店舗以上の中から簡単に検索・注文できる日本最大級の出前サイトです。ピザ・寿司・カレー・中華・弁当・パーティ・ケータリング・お酒など様々なジャンルから簡単に検索・注文できます。出前館だけのお得なクーポンが満載。クレジットカードなど多数のキャッシュレス決済にも対応!

11月下旬、感染第3波の到来で出前市場は再び動きが活発に。

配達拠点を覗くと多くの注文が入っていました。

出前館です。

料理宅配大手の出前館ではニーズが急拡大した4月・5月と比較してもこの秋、会員数は倍増。

2020年8月期の売上は103億円と過去最高を更新しました。

そんな出前館は大きな転換期を迎えていました。

出前館の中村利江前会長、

LINEから出資を受けたときに体制が変わるので早いうちに退任をしなければいけないと考えていた。

およそ20年間、経営を牽引してきた絶対的リーダーの中村利江氏が後進に譲るとして会長職を退任したのです。

2001年から経営に参画した中村氏、当時は月商2万円、負債3億円の倒産寸前だった会社をたて直し、わずか5年で上場。年商60億円超のトップ企業へと押し上げました。

そして今年3月、LINEからの出資を受け入れ、実質的な子会社に。

出前館はLINEのユーザーを取り込んだことで会員数をさらに増やしています。

料理宅配のトップを取るための提携、そこにはある共通の危機感が・・・

LINEの最高戦略責任者、舛田淳取締役と中村氏が今まで明かしてこなかった提携の真相をWBSに語りました。

LINEはGAFAと戦うDNAを根幹に持っている会社。

フードデリバリーもまた外資に飲み込まれてしまうことはわれわれも絶対に避けたい。

中村前会長には折を見てラブレターを送っていた。

日本企業でGAFAと戦えるのはヤフー=LINE連合しかない。

共に口にしたのは巨大な資金力を持つアメリカのIT企業、いわゆるGAFAへの危機感でした。

「出前館もGAFAへの驚異は?」

非常にある。

「どういうところに?」

出前館自体ほとんどのピザ店が加盟している。

その加盟店ピザ店のデータを持っている。

グーグルのような検索になるとその一つ上。

一番上位のデータをGAFAがおさえる。

出前館を通じて注文されたお客様の購買データは出前館が集めサービスに活用してきました。

しかしグーグルなど海外のプラットフォーマーが市場に参入すれば出前館は検索されるサイトの一つになり多くのデータを持っていかれることになります。

日本独自のサービスにこだわる出前館は国内勢と組むことに。

しかし中村氏はLINE以外とも出資交渉をしていたと明かしたのです。

「具体的にはどういう業界か?」

具体的には控える。

「業界は?」

ITに関わる企業ということは間違いない。

「LINEと同じプラットフォーマーか?」

ITに関わる大きな基盤を持った会社。

中村氏はこれ以上答えませんでした。

その後、取材を進めるとその相手はAmazon。

複数の関係者によるとAmazonが市場参入を狙い出前館に出資を提案。

アマゾンジャパンはこれに対し「コメントは差し控える」をしています。

結局、アメリカ本土に主導権が移ることを危惧した出前館が拒否したといいます。

もともと最初に提示した金額は200億円。

競争を勝ちきるためには、まず300億円必要だと思った。

われわれLINEの経営側で100億円足して300億円でいくと提示。

中村前会長も経験が長いので交渉相手としてはタフなのは百も承知。

何度となく交渉しているから。

日本の出前市場を牽引してきた経営者のたくましさが提携の裏にはあったのです。

中村会長退任の翌日、出前館の新執行部を訪ねました。

新しいデザインのユニフォームに着替えているのがLINEからやってきた藤井英雄社長です。

"絶対的リーダー"の中村さんも退任して自分たちで考えて案件を進めなければいけない。

それが"新生・出前館"の形。

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