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[WBS]人気のベッドタウンに続々・・・データセンター争奪戦[大和ハウス工業株式会社]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

新型コロナワクチンの接種予約やコロナ禍で普及したリモートワークなど急速に進むデジタル社会でさらに需要が高まっているのがデータセンターです。

個人情報をはじめ様々な重要情報を保管していることからより安全性の高い場所にデータセンターを設置する動きが加速しています。

そんな中、首都圏のある街がいま世界から注目を集めています。

大和ハウス工業株式会社

大和ハウス工業オフィシャルサイト
大和ハウス工業の公式サイトです。住宅商品紹介、展示場一覧、分譲・賃貸物件情報などの住まい情報や、土地活用などのビジネス・法人向け情報も紹介しています。

千葉県印西市。

その街を走っていると何やら見慣れない巨大な建物がいくつも見えてきます。

加藤優貴記者、

こちらのエリア、かなり大きな建物が並んでいますが、どの建物も中が全く見えない造りになっています。

窓がなく全く中の様子が伺えません。一体何の建物なのか。

大和ハウス工業で営業を担当する三宅康貴さん、住宅を販売しているのかと思いきや・・・

歩いた先には・・・

ダイワハウスが建設するのは鉄筋5階建ての大型データセンター。

データセンターとは企業が個人情報などのデータやシステム運用のためのサーバーを保管する施設です。

セキュリティー上の理由で窓もなく、その多くは社名すら出さないため近隣に住む人でもその建物が何をする施設なのか知りません。

今回の取材でも、

中をお見せすることができない。

敷地内に入っての取材はできませんでした。

大和ハウスがここに建設するのはこの1棟だけではありません。東京ドーム7個分の土地を取得。さらに14棟ものデータセンターを建設するというのです。

しかし、大和ハウスがなぜデータセンターを手掛けているのでしょうか。

大和ハウス工業の浦川竜哉常務執行役員、

次の柱になるべく新規ビジネスの模索をしている。

コロナでデータ通信の重要性が増した。

5Gの普及や新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、世界中のデータ使用量は急上昇。2022年には2017年のおよそ3倍に増加するという予測もあります。

さらに車で5分ほど走ると見えてきたのが・・・

あちらで建設しているのはグーグルが日本国内に初めて設置するデータセンターと見られます。

ここでも10台を超えるクレーンが動き回り、大規模なデータセンターの建設が進んでいました。

アメリカのデータ大手グーグルも2019年に印西市に土地を取得し、日本で初めてとなるデータセンターの建設を発表しています。

実はこの印西市、データセンター業界では「INZAI」として世界中にその名が知られている存在なのです。

印西市は地盤がいい。データセンターが集積している。

世界的には"データセンターの銀座"として「INZAI」の地名がささやかれている。

需要が高まるデータセンター。

5月19日、経産省では・・・

経済産業省の三浦審議官、

デジタル産業のあり方について大きな方向性を今月中にとりまとめていきたい。

データセンターの日本国内への誘致を推進するなどデジタル戦略について今月中にとりまとめる方針です。

その背景には海外で運用するデータセンターをめぐるある問題も。

LINEの出澤剛社長、

非常に多くのユーザーの信頼を裏切ることになった。

非常に重く受け止めている。

今年3月、LINEで送信した画像や動画を中国の関連企業が閲覧できるようになっていたことが発覚。ユーザーから不安の声が上がり、LINEは個人情報への中国からのアクセスを遮断するとおもに、今まで韓国のデータセンターに保管していたデータを日本に移すことを決めました。

梶山経産大臣、

親しい国同士でやりとりしていても危険性・リスクがあれば国内でやっていくことが重要。

さらに梶山大臣が強調するのは国内分散です。

国内のデータセンターの8割以上が東京と大阪に立地している。

東京・大阪以外にもデータセンターの立地を進めなければならない。

リスクの分散に向けてデータセンターを都心から離れた地方に設置する動きはすでに始まっています。

北海道美唄市にある黒い建物。

入り口には大きく「雪」とあります。

中は一見、普通のデータセンターのようですが・・・

ホワイトデータセンターの本間弘達取締役、

ここが雪山、3,000トン貯蔵されている。市街地からダンプカーで捨てる雪を運んで積んだ。

断熱材としてチップ材を30センチかぶせている。

実はここ、北海道ではいわば厄介者扱いされていた雪を活用しようという、その名もホワイトデータセンターです。

雪の下に熱交換するパイプが入っている。

真夏の冷え切らない時だけ雪を溶かして冷やす。

データセンターにとっての課題は消費電力。

特にサーバーが発する熱を冷ますために必要な冷却設備には半分近くの電力が費やされます。

この課題を解決しようと世界では新たな取り組みが始まっています。

アメリカのマイクロソフトはまるごと海の中に作り、海水で冷やすデータセンターの実用化を進めています。

また、中国では山をくり抜き、トンネルにして室内を涼しく保つものも登場しました。

北海道のこのデータセンターは道路などから除雪した雪を施設に近くに積み上げ、雪下を通る冷却用の水を冷やす仕組みです。

さらに、

キクラゲの栽培施設です。

サーバーで温まった水を一度近くのビニールハウスに送り、室内温度の維持にも活用。

データセンターで発生する熱を無駄なくコントロールすることで冷却に必要な電力を削減しました。

海外の電気代に比べると日本は倍くらい高い。工夫することで電気の消費量を半分に抑えられ、海外と同じ価格帯で勝負できるので、安全性の高い日本国内でデータセンターをつくる需要が生まれる。

地方ならではの特徴を生かしたデータセンター。国内のIT企業など10社ほどから契約の相談が入っているといいます。

「美唄モデル」というものを成功事例としてつくって、ほかの雪が降る地域に展開したい。

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