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[WBS]中国経済減速が鮮明に!電力不足 日本企業にも影響!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

エネルギー価格の高騰は中国の景気にも影響を及ぼしています。

中国が10月18日に発表した今年7-9月期のGDP(国内総生産)は1年前に比べて4.9%のプラスとなりましたが、7.9%だった前の3ヵ月、4-6月期に比べて成長率が鈍化しました。

新型コロナウイルスのダメージからいち早く回復して成長軌道に戻りつつあった中国経済でしたが急ブレーキがかかっている状態です。

その現場を取材しました。

中国経済

中国に進出しているある日本企業の声です。

先月末から工場の電気を突然止まられることが続いている。ほぼ毎日、何の予告もなく、日中、電源が落とされる。

中国で工場を稼働しているこの企業は電気を止められる度に中国政府に復旧の依頼をし、自家発電と組み合わせながら事業を継続しているといいます。

中国でいま何が起きているのでしょうか。

中国政府は10月18日・・・

中国国家統計局報道官。

国内で電力と石炭の供給がひっ迫し、多くの要素が重なり一部の地方で電力制限の減少が現れ、正常な生産に一定の影響が出ている。

中国では石炭価格の高騰を背景に電力不足が深刻です。

その影響で今年7-9月までのGDP(国内総生産)は去年と比べて4.9%のプラスにとどまりました。

日本企業にも影響が出ています。

三菱電機はテレビ東京の取材に対し、計画停電や地方政府からの要請を受け、中国の拠点の一部で休業日を設けていることを明らかにしました。

また中国で紙おむつを生産する大王製紙は・・・

先月から週の半分程度、工場の電源を止められ生産を約6割まで落とした。

「紙おむつは中国国民に欠かせないものだ」と訴えたら電源は復旧し、工場の稼働は元に戻った。

多くの日系企業が進出している大連市。ある日系企業の工場を訪ねると・・・

北京支局の佐藤真人記者。

こちら停電の影響で生産を一部停止しているということです。

今月に入り休業日を増やしたというこちらの工場では従業員の姿はほとんどありませんでした。

新型コロナ以降、中国の経済成長を下支えしてきたのが不動産やインフラの投資です。

ところが・・・

遼寧省のセメント工場です。省内すべてのセメント工場に操業を停止するように通知が出されていて音がしません。人通りもほとんどありません。

遼寧省では今月9日から電力を大量に消費するセメント工場に対し、操業を停止するように通知。

期間は少なくても15日間としていますが、操業の再開は別途通知するとしています。

このセメント工場では在庫の出荷を細々と続けているだけだといいます。

輸送するドライバー。

電気を使ってはいけないようだ。工場は全部止まっている。

私にとっては運送料金が上がっていい。お金を支払わないと運ばないから。

「在庫が無くなったら?」

休むしかないね。

10月18日にGDPと同時に発表された中国政府の統計によると9月の全国のセメントの生産量は2万トンあまりで1年前と比べて13%減少。

現在の価格は去年の平均価格に比べ50%以上高くなっています。

大連市内では暖房用の熱水を供給する管の工事が行われていましたが、作業員はセメントの供給減や価格高騰が足かせになっているといいます。

巨額の負債を抱えている中国恒大集団の経営危機をめぐり、不動産関係の融資なども規制しているため不動産開発投資も伸び率が減少しています。

新型コロナ後の中国経済をけん引していたインフラや不動産投資、資源価格の高騰以外にも中国経済の成長を妨げる課題が山積しています。

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