アクアテック株式会社
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あやしい水?ビジネス。
続いては空気から飲水を作る機械。
聞いただけで早くもあやしそうですが、品川にあるアクアテックという会社作っているらしい。
失礼ながらこんなビルで…と思い入ってみると、
おはようございます。営業部の天野です。
営業スマイル爽やかな天野鉄也さん。
早速ですが…
「空気から飲料水を作る機械があるって本当ですか?」
はい。
今もまさに飲んでいましたけど。
「これですか?」
この空気中から取り出した水。
「ほんとですか?」
一見、普通のウォーターサーバーに見えますが、こちらが空気から飲水を作る謎のマシーン。その名も「エアリス」。
まずは空気から作った水を頂いてみると…
「普通に美味しいです。」
ありがとうございます。
電源が繋がっていれば。
天野さん曰く、空気と電気さえあればどんどん水が作れうるという。
そのスピードは?
四季があるので目安というのが難しいんですが、平均して1時間あたり500ミリくらい。
なんと1時間でおよそ500ミリの水が作れるって、にわかには信じられないので実際に確認することに。
「開けてもらったんですけど水貯まってますよね。」
まずは上のタンクにすでに溜まっている水を全部抜いて…
検証スタート!
見たところ機械には電気ケーブル以外にホースなどはつながっていない模様。
果たして水はできるのか?
30分後、中が気になるディレクター…
「あ!ちょっと貯まってる!ちょっと貯まってきた。」
早くも水が出てきた。そこからさらに30分。
トータル1時間でどのくらいの水ができているのか?
「ああ~できてる。」
「これぐらい。」
なんと実際にペットボトル1本分の水ができている。
これは確かに空気から飲み水が作れる機械。
しかし天野さん、どうやって水を作っているんですか?
コップについている水滴に着目して、水という資源を生み出せるんじゃないか。
天野さん曰くエアリスの基本的な原理は結露。コップに冷たい水を入れて置いておくと周りの空気が冷やされて空気中の水分がコップにひっつく…
ってやつが機械のこの辺に入っているらしい。
でも結露くらいじゃあんなに水できませんよね。
早さというところ。
温度差を利用して結露する部分の水をスピーディに取り出して飲料水を大量に作り出している。
「具体的に言うとどんな感じなんですか?」
詳しくは言えないんですけど。
詳しくは企業秘密とのことですが、なんとか聞き出せたポイントは温度差を保つってこと。
結露させ続けるには温度が変わっちゃうとダメ。空気を取り込んでも温度差を常に一定にさせる。
その技術開発で早くたくさんの水を作れるということみたい…
気になる電気代は月に24リットル作っておよそ900円。ということは1日およそ30円で水が飲めちゃうって安い!
この空気から水を作るエアリス、2019年6月に発売して以来およそ300台を出荷!
これを作り出したきっかけは10年前のあの出来事…
きっかけは東日本大震災の時。
食料の問題、電気の問題、水の問題があって水にフォーカスした。
災害時に起きる電気の停電や断水。
このうち停電の方は比較的復旧が早いのに比べて断水の方は水道管の復旧などにどうしても時間がかかり住民にとって大きな悩みに…
だったら復旧の早い電気を使って水を作れないか、ということで思いついたのがエアリスなんです。
この機会、汚れた水を濾過するのではなく空気中の水から取り出しているので水自体がもともとキレイ。
フィルターも汚れにくいので交換は年1回程度でOKというから便利だ。
アクアテックはこの他にもエアリスのさらに10倍のスピードで水を作れる大型マシーンも開発。
こちらはシャワーや洗い物などにも使えるってことで災害時の避難所や工事現場の手洗い用に売れている。
今後はこれらのマシーンを海外にも売っていきたいというアクアテック。
これはますます…
アクアテックは空気から水を作るエアリスでがっちり!
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