革新的な技術や発想で今までになかった製品やサービスを生み出す企業のことを「スタートアップ」と呼びます。
ネット通販大手のAmazonがスタートアップの製品を販売する専用サイトを始めました。
アマゾンジャパン合同会社
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アマゾンジャパン合同会社が1月18日に開いた発表会。
ジャスパー・チャン社長は、
スタートアップが生んだ個性豊かで興味深い製品を世界中のアマゾンのお客様に紹介する。
1月18日から日本で始まった「amazon launchpad store(アマゾン ローンチパッド ストア)」。
世界中のスタートアップが開発した製品が約140種類並ぶ専用サイトです。Amazonはこれまでにない製品を揃えることで他社との差別化を図る考えです。
お客様に1ヶ所でスタートアップの革新的な商品も買えるようになることが重要。
会場に専用サイトで製品を販売する日本の企業も登壇しました。
VIE.STYLE(ヴィースタイル)
ヴィースタイルの今村泰彦CEOは、
ヘッドフォンをずっとしていると耳が痛くなる。その問題を解決したくて音が良くて耳が痛くならないヘッドフォンを開発。
ヴィースタイルが開発したヘッドフォンが「VIE SHAIR(ヴィー・シェア)」。
樹脂の構造体が耳を囲うことでパッドで耳を押さえつけないようにしています。
音漏れを極力防ぐため指向性の高いスピーカーを採用しました。
MAMORIO株式会社
「MAMORIO」は3.5センチほどの端末をキーホルダーや財布などに付けておくと無くした時にスマートフォンなどを使って場所を特定できるという製品です。
今までは自社サイトのみの販売でしたが販路を拡大するためAmazonのサイトの利用を決めました。
MAMORIO株式会社の泉水亮介COOは、
アマゾンで多くの人に製品の良さを知ってもらいたいと思って販売開始した。
ただスタートアップ側のメリットは販路拡大だけではありません。
VIE SHAIR(ヴィー・シェア)
神奈川県鎌倉市のとあるオフィス。
そこにいたのはAmazonでヘッドフォンの発売を始めたVIE.STYLE(ヴィースタイル)の今村泰彦CEO。
ダンボールから取り出したものはヘッドフォンの試作機。
かつてミュージックだったという今村泰彦CEO。自身の経験を糧に何度も試作を繰り返し苦労して作り上げた、こだわりのヘッドフォン「VIE SHAIR(ヴィー・シェア)」。
しかし、いざ売り出そうとしてもどう売ったらよいのか悩んだといいます。
スタートアップの商品は自分が作りたいモノを作るので、どうしても既存のカテゴリーに収まりきらない。普通の売り場に置いても扱いにくかったり、そもそもなんでこの製品ができたのかがユーザーに伝わりにくい。
そんなスタートアップの悩みに対しAmazonはサイト上で商品の製作背景やイメージ動画を公開。商品PRの一翼を担っています。
さらにもうひとつの大きな悩みが商品の発送作業です。
少ないスタッフでやっているのでミスもあるし、返品があった場合とか配送間違いがあった場合でもアマゾンが受け付けてくれる。本当に僕らは製品を1回アマゾンに入れてしまえば触らないですむ。
Amazonが始めた新サービス。日本のスタートアップが世界へ羽ばたく鍵となるのでしょうか?