手軽でおいしいレトルトカレーランキング。

これは父の夢だった。

株式会社エース

全国に91店舗ある高級スーパー「北野エース」。

大手スーパーにはない個性的な品揃えの中、特に際立っているのが・・・
北野エースの斉藤太一バイヤー、
こちらが「かれいなる本棚」。

こちらの商品棚、まるで本棚のようですが?

取り出してみると全てレトルトカレー。

その数、300以上です。

少ないスペースで最大限、商品を置けるように考えた陳列方法。

本屋さんでひらめいた。これだ!

実はレトルトカレーの市場規模はカレールーを逆転。拡大傾向は止まりません。

1つは技術の進化。レトルト臭さがなくなってきている。

もう1つは趣向の変化。

同じ値段を出すなら手軽に自宅で色々なものを食べたい。

本格的な商品が増え、高価格帯のものが売れているといいます。

ますます目が離せないレトルトカレー。今回は北野エースの売り上げからランキング。


9~10位
まずは9位と10位。
9位 | 牛テールカレー Gorotto | 豊味館 | 1,620円 |
---|---|---|---|
10位 | たこカレー | 西海醤油 | 745円 |

牛テールカレー Gorotto
番組が注目したのは9位の「牛テールカレー Gorotto」。
なんとその価格は1,600円超え。

湯煎にかかる時間は14~18分とかなり長い。

一体どんなカレーなのか?
中から姿を表したのは巨大なお肉です。

メジャーで測るとなんと8.5センチもある。

牛ですね。

贈答用を含めて味が良いのでかなり売れている。

株式会社豊味館
作っているのは長崎県佐世保市にある豊味館です。


その作り方は・・・
豊味館の松尾あゆみ社長、
カレーに入っている牛テール肉。

テール、つまり牛のしっぽです。

カットして、大きい部分だけ使用。

1頭の牛から3袋しか作れません。

骨からはおいしい出汁が出るのだといいます。

茹でた後に蒸して旨味を閉じ込めます。

その温度や時間は企業秘密です。

このカレーは松尾社長のお父さんが思い出の味を蘇らせたものだといいます。

戦後復興のまっただ中、父の母がホルモン屋を営んでいた。

時々手に入る牛テール肉をうちに持ち帰ってきた。

そのときのおいしさが忘れられない。

父の思い出の食材がカレーになりました。
色んな加工品をやっていますが、これは父の夢だった。

いまや高級レトルトカレーに生まれ変わったおふくろの味は年間4万食売れています。

4~8位
続いて4位から8位はこちら。
4位 | 広島名産かきカレー | レインボー食品 | 540円 |
---|---|---|---|
5位 | さくらんぼカレー | 後藤屋 | 702円 |
6位 | たらばかにカレー | 高島食品 |
681円 |
7位 | オホーツク流氷カレー | ベル食品 | 702円 |
8位 | いちごのカレー | 永井園 | 594円 |

5位と8位は同じジャンルの一風変わったカレーだといいますが・・・
さくらんぼカレー
注目のカレーを訪ねて向かったのは山形県の南部に位置する高畠町。

有限会社後藤屋
ここで5位のカレーが作られているといいます。

工場に入るとちょうどカレーを袋に詰めていました。

後藤屋の佐藤力さん、
さくらんぼカレーです。

カレーの概念を覆すピンク色のルーが特徴のさくらんぼカレーが5位。
中に入っているのは山形県産のさくらんぼの品種「ナポレオン」です。

気になる味は・・・
高島嘉成記者、
さくらんぼの酸味も感じられて、変な味ではないです。甘いおいしいカレーです。

いちごのカレー
第8位は永井園のいちごのカレー。
栃木県産「とちおとめ」のピューレ。

カレー人気を受け、去年新発売したのが「いちごのカレーサイダー」。

果たしていちご味なのか?
永井園の中川慶之常務、

いちご味が最初に広がってあとで少しカレーがくる。

「カレーは飲み物」、実際に飲み物にしたらどうなるか。

1~3位
再びランキングに戻ってトップ3。
1位 | 大人のためのビーフカレー | 北野セレクション | 399円 |
---|---|---|---|
2位 | 飛騨牛カレー | 吉田ハム | 980円 |
3位 | 函館カレー | 五島軒 |
400円 |

大人のためのビーフカレー
第1位は北野セレクション「大人のためのビーフカレー」。
THE ビーフカレー。

皆さまが一番好きなビーフカレーの味を凝縮。

お金を出してでも食べたいカレー。

侮れないレトルトカレー。
今後、どのように進化していくのでしょうか。
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