
大手農業機械メーカーが一般消費者のファンを増やそうと新たな試みで人気を集めています。
ヤンマー株式会社
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大阪駅前のオフィスビルに週末、何やら行列が。中に入るとロビーにはすでに50人ほどがすでに列を作っていました。
お客様のお目当ては、
ヤンマー食堂、食べに来た。
早く来たので大丈夫かなと思ったら41番。
行列ができるヤンマーの社員食堂とは?
プレミアムマルシェOSAKA
ヤンマーの本社ビルにある社員食堂「プレミアムマルシェオーサカ」は週末の土日のみランチタイムの営業を一般に公開しています。
メニューは毎回変わる肉と魚の定食とカレーの3品のみ。
この日の肉のメニューは岡山「備中高原鶏の塩麹焼き(1,000円)」。
カレーは数種類のスパイスが効いていてハチミツをかけて食べます。このハチミツは同じフロアにある中庭の養蜂場で作られていて、今の季節はバラの香りがするといいます。
ヤンマーの総務部、山田耕一郎部長は、
弊社は食料生産が大きなテーマでミッションにも掲げている。社員は毎日ランチで食べている。これを一般の人にも味わってもらいたい。そういったことをヤンマーがやっていることを示したい。
お客様はヤンマーの社員ではないのに、わざわざ足を運びます。
食材
人気のヒミツはメニューに使う食材。農業機械を扱うメーカーなだけに顔が見える野菜です。
滋賀県の南西部にある栗東市。ここにあるグループ会社「ヤンマーシンビオシス栗東事業所」を訪ねました。
サラダなどに使うレタスや水菜など約11種類の野菜が水耕栽培で育てられていました。
木村崇チームリーダーは、
液体肥料が循環していて、根っこが吸う。
化学合成の農薬は使わず全て人の手で管理されていて、30日から40日で出荷されます。
ここでは障害がある人や高齢者など様々な人が働いています。
現状、採算は厳しい。ただ作ったものを、ヤンマーの特例小会社、障害のある人が収穫したものをアピールする。そういった広告の役割は果たしている。
ヤンマーミュージアム
さらにヤンマーは4年前に創業者、山岡孫吉の故郷、滋賀県長浜市にミュージアムを作りました。
ここではトラクターやショベルカーなど12台の歴代の製品が展示されています。見るだけでなく触れることもでき、なかには操縦体験もできるものも。
「ショベルカーに乗ってみてどう?」
楽しかった。
実家が農家だったので、こういうのがあったが廃業したので久しぶりに見られて懐かしい。
週末は平均で500人ほどが来場していて、このゴールデンウィークに40万人の来場を突破しました。
ヤンマーミュージアムの神藤龍一副館長は、
ヤンマーはBtoBの商売をしているので一般消費者との距離がある。積極的に農業についてもアピールして少子化で農業人口も減ってきているので、子供たちに農業ファンになってもらいたい。
消費者にグッと近づいたヤンマーの存在。日本の農業を変えるのは週末のランチからかもしれません。