AIを搭載した人型ロボット「ペッパー」の生産が一時停止していることが分かりました。
ペッパーはソフトバンクグループの孫正義社長がAI技術の発展を視野に肝いりで開発したロボットでしたが、生産停止の裏には一体何があったのでしょうか。

ソフトバンクロボティクス株式会社
[blogcard url="https://www.softbankrobotics.com/jp/"]
東京・下北沢の美容院「メンズヘア パーカット 下北沢北口店」。

耳の周りの髪の長さは?

すっきり出す。

僕とおそろいで最高じゃないですか。

2016年から髪型の提案などをするロボット店員、ペッパー。導入当初は物珍しさからか集客にも一役買っていました。

「生産停止と聞いてどう思った?」
メンズヘア パーカットの川口達也さん、
寂しさもあり残念なところと時代の流れもあるのかな。

2014年5月5日、ソフトバンクの孫正義社長(当時)、
100年後、200年後、300年後の人々があの日が歴史的な日と記憶に残る日になる。

2014年、ソフトバンクグループが肝いりで投入した人型ロボット「ペッパー」。AI(人工知能)を活用して、人の感情を読み取る機能などを搭載し、およそ20万円で発売しました。

2016年、ソフトバンクはホンダと共同で人の感情を読み取る車の研究をスタート。ペッパーの開発で得たAI技術を応用するなどソフトバンクグループの事業拡大にも貢献していたのです。

しかし、その動きにブレーキを掛けたのが新型コロナです。

東京・銀座にあるペッパーのレンタルを手掛ける会社「アクシスインターナショナル」では…

アクシスインターナショナルの伊藤州一さん、
イベント自体がコロナで中止になって、その影響はある。

問い合わせはあるが成約に至らない。コロナ前の半分以下になる。

こちらの店は2015年からレンタル事業を手掛けていますが、去年は企業のイベントや結婚式の中止などが相次ぎ、レンタル需要が激減したといいます。

ソフトバンクグループ傘下のソフトバンクロボティクスは「新型コロナの影響でペッパーのレンタル需要の減少が響き、去年8月から生産を一時停止した」としています。
