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[WBS] 検証ダムの効果はあった?台風19号、その時・・・

ワールドビジネスサテライト(WBS)

復興に向けた取り組みが少しづつ進む中、台風19号の教訓から今回WBSが注目するのはダムです。

河川の氾濫を防いだという称賛の声がある一方で否定的な意見もあります。ダムの役割について検証します。

八ッ場ダム

八ッ場ダム工事事務所 | 国土交通省 関東地方整備局
八ッ場ダム工事事務所・国土交通省 関東地方整備局・トップページ

紅葉シーズン本番を迎えた群馬県長野原町。

11月10日、多くの観光客が訪れていました。

彼らのもう一つのお目当てが八ッ場ダムです。

台風の話を聞いて来てみようと思った。

先日の台風で水がたまったと聞いたので。

実は八ッ場ダム、来年の運用開始を前に今回の台風19号の大雨を貯めて下流の被害を防いだと注目されています。

今年7月、水が貯まる前の様子。

沈みゆく町を巡るダムツアーが大人気でした。

ぬいぐるみじゃない。本物。

八ッ場ダムは広大な利根川水系の上流にあり、下流には日本の総人口の10分の1が暮らします。

いまダムを訪れる人々が口にするのが、

助かった。

前橋はダムが無ければ水浸し。

上流の人には言いにくいが恩恵を受けて助かった。

ダムの安全神話復活か?

自民党の二階幹事長が現地を視察し称賛しました。

今度の災害に際しても一定の効果をあげた。

八ッ場ダムは今回、最高水位に近づき満水に達しました。

八ッ場ダム工事事務局の遠藤武志副所長、

想定の一つではあった。台風が来なければ3~4ヵ月かかる。

実は八ッ場ダム、台風19号の接近前、10月1日から試験的な貯水を始めていました。

そのため放流することなく多くの水をため込むことができたといいます。

河川工学の専門家である宮村忠名誉教授は今後の検証が必要だと指摘します。

ちょうど空だったダムが予想を超えて役に立っただけ。

他のダムや遊水地もあるので結果的に合流した河川の水位が下がった。

城山ダム

城山ダム・寒川取水堰(せき)
城山ダム、寒川取水せきの紹介

一方、台風19号の想定外の雨量で緊急放流に踏み切ったのが神奈川県、相模川上流にある城山ダム。

去年の西日本豪雨の被害が記憶に新しい中、城山ダムは下流に120万人以上を抱えていました。

そして10月12日午後9時30分。

緊急放送、直ちに避難。城山ダムから緊急放流が開始。

緊急放流を決断した担当者がその時の心境を明かしました。

石坂智ダム運用部長、

何かあると重いことなので、何もないことを祈るしかなかった。

過去ないくらい最大級の台風でかなり雨の量もあったのでやりたくはなかったが仕方なく緊急放流を行った。

緊急放流とはダムに入ってくる水と同じ量を放流するもの。

しかし、ダムが洪水調整機能を失う異例の事態です。

ダムの機能は大きく、治水と利水に分かれます。

利水部分は下流の自治体などがダムの管理費を負担しているため事前の洪水調節に限界がありました。

そこに変化が・・・

国土交通省河川環境課、空閑健企画専門官、

頻発する豪雨災害に対して既存のダムを徹底的に活用しようと。

洪水をためる能力を最大限活用する。「ダム再生」という取り組み。

政府はこれまでの利水部分だった一部を買い取り、治水、洪水対策として活用しようと動き出しています。

日本軽金属株式会社

アルミのことなら日軽金|日本軽金属株式会社
日本で有数のアルミニウム総合メーカー。日本軽金属グループは、アルミナ・化成品からアルミ地金・板・押出材・箔・各種加工製品に至るまで、アルミに関するあらゆる製品を提供しています。

しかし、国や自治体のものではないダムも。

南アルプスの山間にある山梨県の雨畑ダム。

小山紘記者、

本来水がたまる場所に土砂がたまってしまっています。

実は貯水量の93%が土砂によって埋まってしまっているといいます。

雨畑ダムは1967年に造られた民間の企業が所有する発電用のダムです。

それが今では架かっていた橋の高さまで土砂で埋まるほどに・・・

ダムが川の水をせき止めると水だけでなく、土砂も年々たまっていきます。

この減少を堆砂といいます。

これが年月とともに進み、ダムの下流ではなく上流が波乱しやすくなってしまうのです。

先月の台風19号では実際に雨畑ダムの上流が氾濫。

道路が崩壊し、一部集落が孤立する事態となりました。

国はダムを管理する日本軽金属株式会社へ、8月行政指導を行ったばかりでした。

住民は、

不安の一言しかない。

昔の川に戻してもらいたい。

しかし、地元の早川町は対応できないといいます。

早川町役場振興課の望月法仁課長、

今まで対策できていないのが実情。

引き続き関係機関にも協力をお願いし、要望を続けていいく。

大小合わせ3,000以上存在する日本のダム。その検証がいま改めて必要となっています。

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