9月5日に開かれた秋冬モノの新作を紹介するファッションショーの様子です。
開催したのは作業服から出発し、最近進化を遂げて人気となっているワークマンです。機能性と低価格が売りで国内の店舗数ではすでにあのユニクロを超えていますが、異色のショーでさらなるアピールとなったのでしょうか?
株式会社ワークマン
[blogcard url="https://www.workman.co.jp/"]
初のファッションショーを翌日に控え、都内のビルでは準備が進んでいました。
取り付けているのは大型の扇風機。
隣の黒い箱にはブリザードの文字。
そして舞台の真ん中にはなぜかうんてい。
普通のファッションショーでは使わない機材ばかりです。
パネルには「過酷」の文字が…
一体どういうことなのでしょうか?
過酷ファッションショー
ワークマンの土屋哲雄専務、
単なるファッションショーだとワークマンの強みがでない。
雨、雪、風をチェックして。
なんと舞台で雨や雪を降らせるというのです。
悪天候を再現して、新製品が持つ防水などの機能性をアピールする狙いです。
これらの機材も映画の撮影などに使われる本格的なものです。
その実力は…
べたべた下に落ちないのが良い。ふわふわ感があって良い。
続いて雨や風の強さなどを調整します。
準備は12時間にも及びました。
昔からアパレルじゃないと言われてきた。
アパレルだと主張したいのと機能性を主張したい。
本当のファッションショーらしくきれいにやるのと思いっきり雨、雪、風を強調して耐えられる製品だと主張したい。
ファッションショー本番
そして9月5日の本番では…
ランウェイを闊歩するモデルの髪を強い風が揺らします。
本物さながらに舞う雪。
そしてうんていに掴まって登場するモデルに容赦なく雨が打ちつけます。
悪天候の状況でもモデルは平然としていますが機能性はどれほどのものなのでしょうか?
須黒清華キャスター
私も着てみました。過酷ファッションショーにチャレンジしてみます。伸縮性があるので動きやすいですね。
須黒キャスターが体験するのは雨と風が混じった最悪の天気。果たして…
風も激しいですね。思った以上に雨が強いです。この勢いだとあっという間にずぶ濡れになりますね。
全く自分の服は濡れていないです。
水も弾いています。外側は全然濡れていないです。
こちらの防水ウェア、上下と靴を合わせた価格は9,300円です。
そしてこちらは電源を入れると背中の電熱シートがあたたまるベスト。
胸のボタンで3段階の温度調節ができます。
女性ユーザー
いずれも機能性の高さをアピールしています。
そして今回のファッションショー、悪天候に加えてある特徴が…
今回のモデルは半分女性。そのくらい力を入れている。
ワークマンはここ数年の女性客の増加を受け、男女兼用の商品やSサイズやSSサイズのような小さいサイズの商品を重点的に増やしたといいます。
今年の秋冬でこれまでの倍の70種類に増加しました。
「女性の売上が増えている?」
昔はほとんどゼロだったのが今は15%くらい。
それを20%、25%に上げたい。
来月の消費税増税後も価格を据え置き、低価格路線を続けるというワークマン。
今後、さらに売上が伸びると自信を覗かせます。
ここにある冬物の防寒着、プライベートブランドを去年は11億円作り、今年は300億円作っているので2.7倍の生産量。
「競合は?」
いまのところゼロ。価格が安すぎるのか独り相撲。
自信がある。