株式会社内原
東京・港区にあるとあるビル。
この日、休日にも関わらず多くの人が集まっていました。
お客様が食い入るように見ているのは宝石です。
株式会社内原の浦田純子さんは、
今回、最高額の品物、8カラットのブルーダイヤモンド。3,900万ドルなので、本日の為替レートで約39億円です。
稀少性の高い世界最高水準のブルーダイヤモンド。
この展示販売会には総額80億円、2,000点もの宝石が並びます。
その狙いは?
マイナス金利という追い風で富裕層が高額品を探しているという情報を得た。
金利が期待できないいま、銀行預金や債権などに投資せず「希少性の高い宝石」に投資する富裕層が増えているといいます。
こちらは特別に関税が掛かる前の宝石を展示する期間限定のイベント「保税展」。
世界中からより貴重な宝石が集まっていることもあり人気を呼んでいました。
高額品の購入が増えていて、1,000万円から数億円の品を探す人が増えている。
こちらでは今年に入ってから1,000万円を超える高額な宝石の販売が好調で、販売数は2015年より2割ほど伸びているといいます。
行き先をなくした巨額な投資マネーが思わぬところにも流れ込んでいました。
田中貴金属工業株式会社
一方、貴金属投資の代名詞といえば「金」。
そんな中、初心者やシニア層に人気なのが月1,000円から始められるコツコツ型の積み立て。
日割りで毎日少しずつ買い足していく仕組みで長期的には安定した価格で金が買えるというのが売りです。
田中貴金属工業株式会社によるとシニア世代の新規会員数は10年前と比べて7倍近くまで伸びているといいます。
また新規会員が増える時期にも特徴があります。
貴金属リテール部の加藤英一郎部長は
マイナス金利導入時の前年比、新規積立加入者の変化。27%アップしている、イギリスのEU離脱時は25%アップ。
次の潮目は?
アメリカの利上げがいつされて、どの頻度で続くのか。大統領が強いドルを目指すのか、弱いドルを目指すのかも注目ポイント。
投資家の裾野が広がる「金」。
世界情勢の動きとともにこれからも広がりそうです。
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