ビジネス関連 ワールドビジネスサテライト

[WBS] フリーランスが若手社員を指導!?変貌する「働き方」!

2016年11月24日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

株式会社Speee(スピー)

[blogcard url="http://speee.jp/"]

IT企業、株式会社Speee。

社員に混じって働く田久保創さん。実はフリーランスのITエンジニアです。

フリーになったのは2年前、さほど大きな決断ではなかったといいます。

自分の市場価値、少しはあるだろうと思っていた。とりあえずまだ仕事はあるだろうと。

実は今、田久保創さんのような人が増加しています。

IT業界は慢性的な人材不足。2015年の時点で約17万人が不足しているといわれています。

売り手市場の中、フリーランスを選択する人が増えているのです。

その田久保創さん、あるサービスを利用して株式会社Speeeで働いていました。

いま「ギーグス」というサービスを利用している。

ギークス株式会社

[blogcard url="https://geechs.com/"]

フリーランス専門の人材サービスgeechs(ギークス)。

フリーランスと企業の間に入り、スキルを観覧し報酬を決めます。

さらに福利厚生サービスも提供し、フリーランスを悩ませる細かな事務手続きなどもサポートします。

IT人材の不足を背景にギークス株式会社は急成長。

2015年に比べ登録者数は約2倍に、すでに9,000人を超えました。

ギークス株式会社の曽根原稔人社長は

常に右肩上がりで成長している。

これまでもフリーランスに仕事を提供するサービスは数多くありました。

しかし、その多くは在宅で仕事をする「クラウドソーシング」と呼ばれるスタイルです。

一方、ギークス株式会社は田久保創さんのように企業に人材を送り込む常駐型です。

この常駐型にいま人気が集まっているのです。

親睦会

この日、ギークス株式会社が開いたフリーランス同士の親睦会。

常駐ならいろいろな人の視点や経験がある。吸収する部分がたくさんある。

勉強なり、スキルアップが見込めるところと契約したい。

多くの人が、様々な企業で働くことにやりがいを見出しているのです。

企業側の変化

一方、企業側もフリーランスに求めるものが変化しつつあります。

フリーランスの田久保創さん、若手社員と何やら話をしています。

問題の大本がいくつかある。そこを最初に見よう。

大本のやつはこのクラスですか?

アプリケーションCSSに書かれている。そこを把握していないと。いきなり全部見るのは無理だが、そのあたりは押さえておいて。

田久保創さん田久保創さんが若手社員を教育しているのです。

若手社員は、

僕はまだまだ未熟なので、詳しい田久保さんにたちに常に聞いている。

フリーランスには社内にない技術を持つ人も多いといいます。

株式会社Speeeの人事エンジニア採用グループの渡邊優太リーダーは、

業界最高峰の技術が自然と入る。結果的に社内のエンジニアの技術も上がった。

ギークス株式会社の曽根原稔人社長は

今後、経験値を持ったフリーランスはかなり重宝される。

株式会社ウィルゲート

[blogcard url="https://www.willgate.co.jp/"]

働き方改革のもう一つのテーマ「副業」も広がりを見せています。

横塚まよさん(24歳)。

インターネットでメディア事業を手掛ける「株式会社ウィルゲート」で広報として働いています。

ちょっと出てきます。

勤務中の午後2時過ぎ、横塚まよさんが会社を後にしました。

向かった先は、

毎週木曜日、ゲーム実況を配信しています「まよちゃん家でゲーム女子会」です。

実はこちら、横塚まよさんの副業です。

先月、自ら立ち上げた会社、COMPLExxxでスカウトした一般女性と一緒にインターネット番組を配信しています。

この副業で月に10万円程度の収入を得ています。

「副業していて会社には問題ない?」

大丈夫です。会社公認でやっています。

横塚まよさん横塚マヨさんが働いている株式会社ウィルゲートは2016年4月から副業を許可。

横塚まよさん横塚マヨさんは株式会社ウィルゲートで週5日、広報として働く傍ら、仕事の合間や休日に副業をしているのです。

副業をすることは本業にプラスに働くことが多いといいます。

人前で生放送をしているので、前に立ってしゃべることに抵抗がなくなった。副業で取締役をやっているので一社員としての視点だけでなく、経営者だったら、人事だったら、広報だったらどう思うか、いろいろな視点で会社に貢献できるようになってきている。

日本で副業を容認している企業はわずか3.8%。

積極的に副業を認めることは企業の成長につながるといいます。

株式会社ウィルゲートの小島梨揮社長は

やりたいことにも成長にもつながることが一番のメリット。会社のいろいろな業務に還元されたり、一人一人のモチベーションが上がる。つながりができるとか、いろいろとプラスの効果があると思う。

-ビジネス関連, ワールドビジネスサテライト
-