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[WBS][混迷2020アメリカ大統領選]「バイブルベルト」の巨大組織![サマリタンズ・パース]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

シリーズ「混迷2020アメリカ大統領選」。

政権奪取を目指す野党の民主党の党大会が日本時間の8月18日から開かれ、バイデン前副大統領を候補者に指名する予定です。

バイデン氏は支持率でトランプ大統領をリードしていますが、この差は縮まっています。

11月の大統領選挙に向けた民主党の党大会は日本時間の8月18日午前から4日間の日程で開かれます。

大会では大統領候補に77歳のバイデン氏を副大統領候補に55歳のハリス上院議員を正式に指名します。

新型コロナ感染予防のため大半のイベントをオンラインで行う異例の大会となります。

政治専門サイトが集計した最新の支持率の平均値はバイデン氏が50.2%、トランプ氏が42.5%でバイデン氏が7.7ポイントリードしています。

ただ一時10ポイント以上あった差はここに来てやや縮まっています。

その大統領選挙で今回注目の地域があります。

こちらの地図で赤く示しているのが前回の大統領選挙でトランプ氏が勝利した州です。

そしてこの辺りが「バイブルベルト(聖書地帯)」と呼ばれていて、今回勝敗を左右する地域として注目されています。

この地域で強い影響力を持ち、大統領の牧師と呼ばれる人物がテレビ東京の単独インタビューに応じました。

サマリタンズ・パース

バイブル・ベルトの一画「ノースカロライナ州」。

成人人口の77%がキリスト教徒で街のいたる所に協会があります。

およそ2万人が暮らす街グーンには保守的なキリスト教徒の価値観を象徴するある団体の本部があります。

キリスト教福音派が運営する救援団体「サマリタンズ・パース」です。

その使命は世界中で起きる災害への緊急支援。

この日は1週間前にレバノンのベイルートで起きた大規模爆発の救援活動を指揮していました。

エドワード・グラハム氏、

現地入りした部隊が情報を収集し救助すべき課題を探している。

2011年の東日本大震災では宮城県の被災地で活動し500軒以上の住宅を再建しました。

今年3月にはニューヨークのセントラルパークに野営病院を設置。新型コロナの重症患者を受け入れ医療現場が崩壊する危機を救ったのです。

こちらはサマリタンズ・パースの倉庫。

その面積は1万5,000平方メートルに及び救援活動で使われる様々な物資が用意されています。

救援活動で使われる巨大なトラックは8台あります。

その車内には・・・

アメリカ国内の災害担当、ブルース・ポス氏、

救援した全ての家庭に配る聖書です。

棚の中には分厚い聖書が山積みになっていました。

被災者はこの聖書を手にしたときにわれわれの活動を思い出してくれる。

このサマリタンズ・パースの運営費はキリスト教福音派などの寄付で賄われていて、2018年にはおよそ700億円の寄付金収入を計上しています。

この組織のトップを40年以上に渡って務めているのがキリスト教福音派の牧師、フランクリン・グラハム氏です。

大統領に手紙を書くと大統領はその紙に文字を書いて送り返すんだ。

手紙には「あなたの友ドナルド」というサインが。

大統領の牧師とも呼ばれるグラハム氏。

カリスマ的な牧師として全米に名を馳せた父、ビリー・グラハム氏の跡を継ぎ大統領の就任式で祈祷を捧げる大役も務めました。

選挙にも積極的に関わり2016年の大統領選では全米50州で聖書の教えを守る候補に投票するように呼びかけました。

その結果、キリスト教プロテスタントからの58%がトランプ氏に投票し、その勝利を後押ししたのです。

あれから4年、トランプ政権の評価をグラハム氏に尋ねると・・・

トランプ氏は公約通りイスラエルのアメリカ大使館をエルサレムに移転した。

「宗教の自由」を保障する判事を任命したことにも感謝している。

人工妊娠中絶に反対していることもキリスト教徒にとっては重要だ。

トランプ氏が2016年に掲げた公約は全て守られている。

アメリカで世界最悪ともいえる新型コロナの感染拡大が起きていることについて聞くと、

多くの人が感染し、亡くなったのはWHOの情報提供が遅かったからだ。

トランプ大統領はとても良い仕事をしている。

グラハム氏はトランプ氏への支持が今も揺らいでいなことを強調しました。

しかしキリスト教福音派の中には分裂の兆しも・・・

去年の年末、フランクリン氏の父、ビリー・グラハム氏が創刊した福音派の機関紙が「トランプ大統領を罷免すべきだ」と訴えたのです。

この社説を書いた元編集長はテレビ東京の取材に対しこのように述べていました。

クリスチャニティ・トゥデーの元編集長、マーク・ガリ氏、

福音派はトランプ大統領が人工妊娠中絶に反対し、「宗教の自由」を守り、イスラエルのために動くことを好むため大統領の人格に目を向けていない。

見返りを求めて権力に近づいている。

前回の大統領選でトランプ氏を支持したバイブルベルト。しかし最近の世論調査では中心的な11の州全てでトランプ氏の支持率は大幅に下落しています。

「福音派は今回もトランプ氏を支持するか?」

福音派にはリベラルな人も保守的な人もいるが、福音派の多くはトランプ氏に投票するだろう。

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