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[WBS][緊急事態宣言下で・・・]600人解雇の真相は?[ロイヤルリムジン株式会社]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

シリーズで伝えている「緊急事態宣言下で・・・」。

今回は4月上旬、タクシー運転手およそ600人に解雇通告をしたタクシー会社のその後です。

会社の社長がテレビ東京の単独取材に応じ、解雇の真相を明かしました。

600人一斉解雇からの1ヶ月を追いました。

ロイヤルリムジン株式会社

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5月6日、東京・目黒。

停車するタクシーを見つめていたのは・・・

もったいない。置いているだけでは。

動かしたいんだけど。

ロイヤルリムジングループの金子健作社長(45歳)。

4月、600人のタクシー運転手に一斉解雇を通告した人物です。

63台、全部去年新車で入れた。

「結構お金使ったのでは?」

車だけでも5億~7億円。

ロイヤルリムジンは目黒自動車交通を含む6つのタクシー会社を持っています。その全てが事業休止に追い込まれています。

金子社長が2008年に創業したロイヤルリムジン。

中小のタクシー会社を買収する手法などで会社を拡大。

タクシー料金でハイヤーサービスを提供するなど業界の異端児として注目されてきました。

企業買収して数十億円の投資をして2020年を満を持して迎えた。

まさかのコロナショックによってすべて投資したものが水の泡。

経営判断が今となっては間違っていた。

3月から4月にかけて売り上げは半分以下に。

融資も断られ、手元の資金はほとんどなくなったといいます。

600人解雇の決断をどう受け止めているのでしょうか。

判断は間違っていなかったと今でも確信している。

今まで経験したことがない売り上げの激減が起きていた。

その時点で「緊急事態宣言」が出ていた。ぎりぎりの判断だった。

金子社長は売上が良かった過去半年の給料がベースになる失業手当の方がドライバーを助けることになる、そう判断したといいます。

ドライバーの最低限の生活を守るのが「雇用」か「失業給付」か。

雇用では生活が守れない。

解雇通知

これは一部の従業員がTwitterに出した社内文書。

金子社長は新型コロナの影響で売り上げが見込めないため事業を一時休止。従業員には失業手当を受けてほしいとしています。

しかし、結びには「必ず再会しましょう」との言葉も。

解雇を通告された運転手は、

金子社長から「会社を休業することになりました。頑張ってやろうとしたけど無理だった」と。

彼らはロイヤルリムジングループのハイヤー部門の運転手です。

解雇を言い渡された後、会社から手渡されたのは退職合意書でした。

一度サイン、捺印して提出したが、その場の流れでしてしまって、おかしいなと思ったので会社に戻ったとき「返してください」と。

ベルトコンベアみたいに印鑑押して帰る人がほとんどだった。

押さなかった人は離職証明書くださいと言っても「退職に合意してないからあげられません」と。

600人の従業員の内およそ500人がこの退職合意書にサインしたといいます。

厚労省はこうした失業手当を受給させるための解雇について行政指導の対象になるとしています。

一方、残るおよそ100人の従業員は複数の組合で雇用継続を求める団体交渉を始めました。

交渉の中で社長は当初の説明から一転、「一斉解雇はしていない」と主張したのです。

一方的な解雇は当然できない。

退職合意書を撤回した人の従業員としての立場を認めている。

組合員が今も従業員であると認めました。

そして、交渉の焦点は休業中の補償に。

組合側の弁護士、

経営判断で事業休止している。

リース料、賃料と同じように労働者の賃金は発生する。

全額払うのが当然。

コロナの影響は不可抗力だとした上で平均賃金の60%の支払いをする。

社長は労働基準法が定める6割の補償を提示。

一方、組合側は国の助成金を使い10割の補償をすることを求めています。

今回、会社の方針に従わなかった木村さん。

今年3月にハイヤーの運転手としてロイヤルリムジンに引き抜かれたばかりでした。

本当に経営が苦しかったら自主退職を募集するとかいろんな手がある。そうしてくれたらここまで闘ってない。

それをしないでいきなり解雇。許せないですね。

社長への不信感をあらわにする木村さん。

こういうやり方で解雇する事例が出てきている。元でストップしておかないと。

雇用調整助成金

この日、金子社長がある作業に取り掛かっていました。

それが雇用調整助成金の申請です。

国が助成金の上限引き上げの検討に入ったことを受け、改めて申請することにしたのです。

今までは使いにくい部分もあった。支給まで2~3ヵ月持ち出しとなれば資金繰り的にやらなかった。

一ヶ月に短縮されて制度が拡充されてきている。

会社に残った従業員の休業補償に充てようというのです。

そして、

事業の再開を5月16日に予定。具体的なところを進めていく。

タクシー事業の一部再開を決めたのです。

休業補償は後から入ってくるもの。先立つものがないと払えない。

売上げで確保したいものもある。

資金繰りは全くメドがついていないが労使が一体になって協力し合えば大変だけど再開しようと少し気持ちが変わった。

一部事業再開

そして5月15日。

皆さんお疲れさまです。

金子社長が明日の一部事業再開を前に決起集会を開きました。

集まったのはおよそ20人のドライバーたち。

もう一度会社を作る覚悟で皆さんと一緒に仕事をしていきたい。

中には創業当時からのベテランドライバーも。

ロイヤルリムジンのネクタイで来た。

「制服か?」

そうです。

きついと思う。

解雇通告から1ヵ月、600人から20人で走り出すロイヤルリムジン。

「ここに来なかった従業員に向けて?」

複雑な感情を持っている人はいると思うが目黒では車が動いていると声をかけて1人でも多くの方に戻ってきてほしい。

走りながら、あしたから問題を解決していく。

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