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[WBS][知っておきたい!病気予防の最前線]ポリフェノールで血圧を下げる!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

新シリーズの「知っておきたい!病気予防の最前線」です。

初回となる今回は多くの人が気になっている血圧です。

最新の研究で身近な果物に血圧を下げるカギが含まれていることが分かってきました。

ポリフェノール

赤ワインの健康効果。それをもたらすのが心臓や血管に良いとされるポリフェノールです。

ポリフェノールとは植物が作り出す害虫などの外敵から身を守るための成分の総称。

現在5,000種類以上あるといわれています。

実は最新の研究で意外なものにもある健康効果を持つポリフェノールが含まれていることが判明しました。

1週間に5個程度食べている人の血圧が下がる。

それはお酒が飲めない人でも摂取できて、高めの血圧を下げる可能性があるポリフェノール。

現在、高血圧の患者数は1,000万人ほど。

血圧が高い状態は最悪の場合、脳卒中や心臓病など命に関わる病を招く。

高血圧の予防に期待されるポリフェノール。

その研究の最前線に迫ります。

県立広島大学

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高めの血圧を下げる効果を持つとされるポリフェノール。

その研究を進めるのが県立広島大学の飯田忠行教授です。

教授は運動や食事での病気予防をテーマにさまざまな研究を進めています。

そんな教授が見せてくれたのが、

エリオシトリンというポリフェノール。

このポリフェノールを含む果物を食べる事によって血圧が下がる効果を得られた。

教授が今回着目したのはエリオシトリンというポリフェノール。

教授のチームの研究でこのエリオシトリンを多く含む果物を食べると血圧が下がるという結果が得られました。

レモン

一体、どんな研究なのか、その舞台を訪ねました。

やって来たのは瀬戸内海に浮かぶ広島の離島、大崎上島。

瀬戸内の温暖な気候に恵まれた、かんきつ類の栽培が盛んな島です。

教授のチームはそんなかんきつ類の一つが生活習慣病の予防に生かせるのではと考え、研究を行いました。

レモンの健康効果について半年間の調査をした。

血圧が下がる人ほどレモンの摂取頻度が高かった。

着目したのが広島の特産品のレモン。これを地元の健康増進に役立てようとしたのです。

研究に参加したのは島のレモン生産者などの女性111人。

参加者に半年間、毎日のレモン摂取量を記録してもらい、半年後に血圧や血液の成分などの変化を徹底的に調べました。

すると週におよそ5個以上のレモンを食べていた34人の血圧が半年後には平均で3下がっていました。

それをもたらしたと考えられるのがレモンに多く含まれるエリオシトリンなどのポリフェノールだといいます。

血圧はあまり変化しないので3mmHg下がるのは大きな効果。

研究によると血圧が大きく下がった人たちが食べていたレモンの量は1週間でおよそ5個以上。

岩崎農園

島の人たちは普段どんな食べ方をしているのか?

レモンを生産する岩崎さん夫婦のもとを訪ねました。

「多い時はレモンをどれくらい食べる?」

1人1日2~3個。

そんな2人の血圧は正常値。

早速、この日の2人の夕食を見せてもらいます。

取り出したのはたくさんのレモン。これだけの量をどう使うのか?

まずは皮を剥き、実から果汁を絞り出します。

その果汁を1:1でしょうゆと合わせ、できたのが「レモンしょうゆ」。

あっさりして食べやすい。

岩崎家では日常的に刺身をレモンしょうゆで食べているといいます。

続いてはレモンの皮を千切りにして、苦味を取るために茹でます。

茹でた皮は玉ねぎや水菜などの野菜と合わせ熱した油で揚げていきます。

完成したのが「レモンの皮のかき揚げ」。

普通は捨てがちなレモンの皮を食材として使っていました。

実はレモンの皮や白い部分には果汁より多くエリオシトリンが含まれています。皮まで食べると効率的にエリオシトリンを摂取できます。

島の人たちはさまざまな料理にまるごとレモンを使い、日々多くのレモンを食べているようです。

抗酸化作用

そんなレモンに多く含まれるエリオシトリンは血圧にどのように作用するのか?

エリオシトリンには強い抗酸化作用がある。

この作用が血管を守り、血圧を下げると考えられる。

では、抗酸化作用とはどんなものなのか?

あるものを使い実験を行いました。

使うのはすでに酸化した鉄が含まれた液体。鉄が酸化しているため赤色になっています。

ここにレモンから抽出したエリオシトリンを含む液体を入れると・・・

色が透明に変化。

エリオシトリンなどの抗酸化作用によって鉄が酸化していない状態に変化したのです。

血圧が高くなる原因の一つが酸化した悪玉コレステロールなどが血管の壁にこびりつくこと。血管が狭くなり悪くなった血流を戻そうと心臓が過剰に拍動し、血圧が上昇してしまいます。

それを防ぐのがエリオシトリンの抗酸化作用だといいます。

エリオシトリンが悪玉コレステロールに働きかけ、酸化を防ぐことで壁にこびりつかないようにして、その結果血圧を下げると考えられています。

現在も研究を進める飯田教授は他の病気の予防効果も調べ、レモンをさらなる健康増進に役立てたいといいます。

将来の健康寿命の延伸に役立てたいと考えている。

さまざまな健康効果を持つとされるポリフェノール。その研究に期待が寄せられています。

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