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[WBS] 中国・家電博覧会が開幕!日本企業の存在感は・・・!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

中国で3月14日、国内最大級の家電博覧会が開かれました。

家電市場全体が伸び悩む中、日本の家電メーカーも苦戦を強いられています。

中国に進出してから40年となるパナソニックの中国市場での生き残りをかけた挑戦を追いました。

中国家電博覧会

上海で始まった中国家電博覧会。

出展企業はおよそ900社と過去最大規模です。

上海市局の吉田知可記者、

会場でひときわ大勢の人が集まっているのがこちらのブースです。

中国のスマートフォンメーカーが立ち上げた家電ブランドですが「5G」「自動化」などの文字が並び、ここはIoT家電に特化したブランドとなっています。

インターネットとつながるIoT家電やAIを搭載した家電など最先端技術を全面に打ち出した製品を各社が競い合うように展示しています。

その背景にあるのが家電市場の伸び悩み。

景気の減速懸念も高まる中、新たな需要を取り込もうとメーカーは必死です。

パナソニック株式会社

パナソニック商品情報 | Panasonic
パナソニックが提供する、個人のお客様向け商品情報サイトのトップページです。パナソニックのAVC商品、生活家電、美容・健康商品や、カーナビ、パソコン、住宅設備、自転車、補聴器などの各種商品情報やサポート情報(取扱説明書、FAQなど)を確認できます。

市場で特に苦戦しているのが日本のメーカー。

中国メーカーが大きなシェアを占める中、その存在感は小さい。

進出から40年、かつて中国市場をリードしたパナソニックでさえ、わずか2%に甘んじています。

パナソニックの本間哲朗専務執行役員は、

中国の民間企業が身につけてきたスピード、コスト、スタイルを習得できるか。

日本企業というしがらみを脱ぎ捨て、中国の企業に変われるかが一番大きなチャレンジ。

中国市場での生き残りをかけ、新たな挑戦を始めたパナソニック。

その中心となるのが、浙江省杭州にある生産開発拠点です。

工場内を覗くと炊飯器や洗浄便座などさまざまな生活家電が生産されています。

中国でのシェアアップに主眼を置いた工場です。

世界14か国に輸出している。8割が中国国内向け。

しかし、日本と同じ商品をただ作るだけの工場ではありません。

中国人のニーズを捉えた新商品を生み出すのが重要なミッションです。

「中国発」の新商品

その指揮を取るのが中国人の呉亮社長。

この10年は失われた10年。

必死についていこうとしたが占有率はだんだん減っていった。

中国では天下のパナソニックではなく、素直に負けを認めてローカルに敬意を払う。いいところを学ぶ。

IoT家電研究室

中国に学ぶ。

その現場の一つがここ。

あらゆるモノがネットに繋がるIoT家電の研究室です。

並べられている商品を見てみると、どれもパナソニックの物ではありません。

全てIoT家電で存在感を高めているある新興中国メーカーの商品。

ここでライバル社の製品を使い込み、分解し、徹底的に分析するといいます。

全部販売されている商品、実際に買って設定しました。

中国は新しい技術が進んでいるので私たちも同じようにする必要がある。

さらに中国人の家庭を訪問し生活に密着。

ニーズを探るため聞き取り調査も実施しました。

その結果、浮かび上がったキーワードは「健康」。

多くの人が生活で重視するものに「健康でいたい」を選んだといいます。

中国では出前の急増で生活習慣病の予備軍が増えている。

病気に関する消費の増加は大きい。

健康分野で研究開発する家電メーカーは少ない。

実現できればパナソニックは業界の先頭に立てる。

尿検査機能付き温水洗浄便座

その健康をテーマに独自開発したIoT家電が尿検査ができる便座。

こちらの尿検査機能付きトイレ、このキットで尿検査をすると、そのデータがWi-Fiを使ってサーバーに送信されます。検査結果はスマートフォンやマジックミラーに表示されて確認することができます。

付属のスティックに試験紙を付けて尿をかけると蛋白や潜血など6項目の測定が可能。

便座と手元にセンサーが付いていて座るだけで体脂肪も測定できます。

日本に先駆けて中国で発売。

温水洗浄便座の普及率が1割にも満たない中国、その可能性は大きいといいます。

他社がやっていない研究をしていたが、今までは商品化する勇気がなかった。

恐れず、やってみることが大事。

パナソニックが戻ってきたというイメージにもなる。

プレミアム商品の強化

さらに付加価値を高めたプレミアム商品を主軸に据えるのも重要戦略の一つです。

ターゲットは新しい貴族を意味する「新貴」と呼ばれる若い富裕層。

パナソニックAPチャイナの下林伸行副社長は、

シェア2%の我々はターゲットをはっきりさせるべき。

単純な富裕層ではなく、新しい貴族「新貴」。

より本質的な価値を分かる世代が非常に増えてきている。

中国の新貴に向けて打ち出したのが中国限定の洗濯機。

高級車メーカー、ポルシェの小会社とコラボしたものです。

車のメーターのような液晶表示、ポルシェのタイヤホイールを思わせるようなドラム、価格はおよそ33万円。

一般的なものの4倍にもかかわらず、予想を上回る売れ行きだといいます。

パナソニックAPチャイナの国正芳治さんは、

新貴はヨーロッパ志向が強い。

洗濯機になぜポルシェと言う日本人もいるが、価値のあるブランドと組むことでさらにパナソニックの価値を高めたい。

新貴

中国にいる新しい貴族はおよそ6,000万世帯。

日常生活の中にさまざまなこだわりがあるのが特徴だといいます。

金融関係で働く35歳の潘贇さんも新貴の一人です。

年収400万円あまり、上海で初めて手に入れたマイホームに引っ越したばかり。

小さい部屋ながらここは潘さんにとって好きなものに囲まれて過ごせる自分の城。

新生活の家電にもこだわったといいます。

この日届けられたのはパナソニックの冷蔵庫。

シンプルな輪郭ときれいな表面が好みに合う。

パナソニックの家電は頼もしい相棒という感じ。

さらに炊飯器にスチームオーブンも購入。

エアコンや掃除機、すべてがパナソニック製です。

そして窓際にはポルシェデザインの洗濯機。

合わせておよそ60万円の買い物。

レイアウトにこだわった部屋で、この洗濯機は一種の装飾品。

部屋をグレードアップしてくれる。

自分の価値観に合うなら価格は高くても気にならない。

中国の新しい貴族を囲い込む商品開発。

パナソニックの新たな挑戦は始まったばかりです。

3~5年頑張って2020年代前半なるべく早くシェア5%実現したい。

シェア5%をやり遂げないとパナソニックの将来はない。

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