宮古ブルーと呼ばれる美しい海が広がる南国のリゾート宮古島。

4月には海開きが行われ早くも夏を迎えます。
その観光シーズンを前に3月30日には宮古島へのアクセスが良くなる新しい空港がオープン。
それに伴うホテルの建設ラッシュも続いています。
ただ、その影響からか、開発が進む島では地価や住居費の高騰などバブルともいえる現象が起きています。

下地島エアポートマネジメント株式会社
[blogcard url="https://shimojishima.jp/"]
宮古島の北西の島にある下地島空港。

3月30日にオープンするターミナルが3月15日に公開されました。

結城かほる記者、
あちらに見えるのが下地島空港の搭乗口です。最後までリゾート気分が味わえるようにと出発ロビーは木や水を生かしたつくりになっています。

「空港からリゾート」がテーマの新ターミナル。

ターゲットは観光客です。

開放的な空間に天井や壁には木をふんだんに使った造り。

空港とは思えない中庭も。

ここに着いた瞬間から、再び空港を使って帰るまでリゾート気分を十分に味わえるように設計しました。
また観光気分を盛り上げるためにターミナルの中には宮古島ならではの食材を使った料理が食べられるレストランや地酒の泡盛が飲めるバーもあります。


ジェットスター・ジャパン株式会社
[blogcard url="https://www.jetstar.com/jp/ja/home"]
この空港と成田空港や関西空港を結ぶLCC(格安航空会社)の定期便も就航します。

ジェットスター・ジャパンの片岡優社長は。
初便を含め、春休み期間中、満席に近い予約を頂戴している。

会社全体の搭乗率は80%後半近い。それを上回る路線になるのではと期待している。

新たな空港ターミナルで利便性が高まり、観光客の集客にも効果が見込まれます。
下地島エアポートマネジメントの伴野賢太郎社長は、
利用者は今年度は間違いなく10万人はいくだろう。

20年度には30万人までいけるように素晴らしいハードが完成したので実現したい。

観光開発
新たな空港ターミナルがオープンする沖縄県の宮古諸島ではいま観光開発が進んでいます。

観光ホテルの建設が島のあちらこちらで進んでいて地元紙によると地価が500倍になった土地もあるといいます。
空港に隣接する伊良部島にはすでに数多くのホテルがありますが、計画されているものを含め今後まだまだ増える予定です。

株式会社ユニマットプレシャス
[blogcard url="http://www.unimat-precious.co.jp/"]
今年の夏にオープンする予定のホテル「ホテルシギラミラージュヒルサイド」。

ユニマットプレシャスの入江康文副社長は、
最もカジュアルなライン。比較的若いカップルや今後増えてくるであろうインバウンド、アジア圏のお客様を想定。

すでに高級ホテルを展開していますが、下地島空港のオープンで客層も広がると見ています。
下地島空港にはアジア中心に海外からの直行便、LCC含め入ってくるので、下地島空港の開港でお客様が今後大きく増えることは間違いない。

ただ建設中のホテルが完成すると客室が急激に増えることからホテルの従業員の確保が課題だといいます。
いま足元の従業員数で約700人。

仮に6,000室のホテルを投入する規模になると5,000人程度が必要になってくる。

宮古島だけでなく本州の人にも来てもらう必要がある。

有限会社たけちゃんほーむ
[blogcard url="https://www.takechan-home.co.jp/"]
従業員の確保のために欠かすことができないのが住居です。
市内では至ることろで新築マンションなどの建設ラッシュが続いています。

地元の不動産会社を訪ねました。
取り出してみせたのは入居待ちのお客様のリストです。
たけちゃんほーむの砂川亮子さんは、
全部街のお客様。1年越しでやっと引っ越せる感じ。

空室がほとんどないことから貸し手市場になっていて家賃も高騰しているといいます。

去年と比べると相場的にも1万円以上上がっている。

家賃のために働いている感じ。かなり高騰している。

バブルですね、バブルだと思う。本当に。

新たな空港のオープンにより活気づくと期待される宮古諸島。
これを機に地元で雇用が生まれ、島への定住率を高めることができるかどうかが今後の課題となりそうです。