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[WBS] あのレストランも起用!マイクロインフルエンサーとは?[エニーマインドグループ(AnyMind Group)]

2020年2月12日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

「マイクロインフルエンサー」という言葉を皆さんご存知ですか?

「インフルエンサー」というとTwitterやインスタグラムなどのSNSや動画共有サイトで大勢のフォロワーがいて人々の消費行動などに大きな影響力を与える人たちのことです。

今回のマイクロインフルエンサーはフォロワー数が少なくても消費者にピンポイントで情報を届けられる存在のことで、いま大きな注目を集めています。

その背景を取材しました。

俺の株式会社

[blogcard url="https://www.oreno.co.jp/"]

都内にあるレストラン「俺のグリル&ベーカリー大手町」。

生演奏が楽しめるディナータイムは満席の人気ぶり。

豪快なTボーンステーキの価格は4,000円ほど。

高級な食材を割安な価格で提供する俺のグループのステーキレストランです。

「東京肉レポート」です。

その店に1人の男性がやって来ました。

水迫牛3種部位のステーキです。

出されたのは水迫牛のステーキ。鹿児島県の畜産農家が日本酒「獺祭」の酒粕などで育てた希少なブランド牛です。

ステーキを食べた男性、おもむろにスマホを出し、何かを書き始めました。

実は「東京肉レポート」という名前で情報を発信するインフルエンサーです。

メインはインスタグラムを使用。

行った焼き肉店やおいしいと思った店をアップしている。

牛肉を食べる回数は年間300回以上。

8年ほど前から趣味で情報を発信してきました。

今回、水迫牛のフェアを開催する俺のグループが牛肉グルメのスペシャリストとしてPRの仕事を依頼したのです。

投稿した記事にはおいしそうな写真とともに「生産者にフォーカスが当たってほしい」というコメントが添えられました。

食べているだけじゃなくて牧場や店の取り組みも大事と思っている。

記事の後ろには「#PR」の文字を入れることでプライベートの投稿と区別しています。

俺のグループは何故、インフルエンサーにPRを依頼したのでしょうか?

2011年からイタリアンやフレンチを展開してきた俺の。

立ち食い形式でお客様の回転率を高め、高級食材を割安な価格で提供するビジネスモデルで成長しました。

現在は全店着席形式になりましたが、食材の原価率を最大化するポリシーは健在です。

俺のの山田真輔常務執行役員、

ビジネスモデル上、食材に原価をかけているので少ない金額で効果の高いPRをやろうと考えたとき、「マイクロインフルエンサー」を起用してのマーケティングに期待が持てる。

これまでのインフルエンサーと比べてフォロワーの数が数千人から数万人とそれほど多くない一方で特定のジャンルに強みを持つのがマイクロインフルエンサー。

エニーマインドグループ(AnyMind Group)

[blogcard url="https://anymindgroup.com/ja/"]

今回、俺のと結びつけたのがベンチャー企業のエニーマインドグループです。

企業の訴えかけたい消費者層に対して最も効果のあるマイクロインフルエンサーを見つけるサービスを提供しています。

エニーマインドグループの藤田翔大さん、

今まで芸能人に来てもらうと認知度は上がって、はやることはあった。

今はいろいろな消費者がそれぞれインフルエンサーをフォローして、そこから情報を収集して購買や旅行などをする人が増えている。

そこで様々な分野に多数存在するマイクロインフルエンサーを掘り起こし、企業と効率的にマッチングできる独自のプラットフォームを開発しました。

例えばグルメに強い人を探す時に「美食」というキーワードを入れると、そのインフルエンサーを一覧で見ることが可能です。

そして最大の強みは徹底したデータ分析。

フォロワーの何人が「いいね」やコメントを入力したかを自動で収集。

エンゲージメントと呼ぶインフルエンサーとのつながりの強さを数値で表示します。

さらに投稿を見た人のコメント内容もAIで分析。ポジティブなものが多いのか、ネガティブなものが多いのかを数値化しているのです。

1人1人のインスタグラムを見て選ぶよりも効率的にできると思う。

株式会社I-ne

[blogcard url="https://botanistofficial.com/"]

こうしたマイクロインフルエンサーにいち早く注目し、急成長した企業も。

5年前に登場した日本発のシャンプーブランド「ボタニスト」。

1本1,500円程と高価ですが女性を中心に人気を集めシェアを高めています。

この会社もエニーマインドで見つけたマイクロインフルエンサーを起用しています。

ボタニストを展開するアイエヌイーの広報課、梁悠梨さん、

10代から20代前半をターゲットにした商品の時に依頼することが多い。

十河宏輔CEO

4年前に会社を設立したエニーマインドグループ、CEOの十河宏輔さん。

カテゴライズされたインフルエンサーがどんどん出てくると思っている。

フードだったらこの人とか、コスメだったらこの人とか、旅行ならこの人と。

誰が一番最適なのかマニュアル作業だと探しにくい。

インフルエンサー事業は主力の一つで日本と東南アジアで展開。

設立3年目で売り上げは50億円を突破しました。

個人がどんどん強くなる時代は変わらず続いていくと思う。

誰もがソーシャルネットを使えば、インフルエンサーになれる時代になると思う。

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