港町、沼津といえば新鮮なお寿司にアジの干物。
そこにできた新たな行列。
青いプリン。
沼津で生まれた絶品プリンとは…
沼津深海プリン工房
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駿河湾に面した静岡県沼津市。
沼津といえば海の幸。
やっぱり沼津、魚最高。
そこに出来た新たな行列、何に並んでいるのか?
今、話題の沼津で初めてできたプリン専門店に並んでいる。
魚じゃなくてプリン?
その正体とは…
深海プリン
沼津に出来たプリン専門店、その名も「沼津深海プリン工房」。
今年7月にオープンし、土日には20~30人が並ぶ人気店です。
最大の特徴はこの見た目。
沼津が面している駿河湾は実は日本一の深海があります。
その駿河湾を鮮やかなラムネ色のジュレで表現しました。
店長の山本美樹さん、作り方にもこだわりが。
バニラエッセンスとかではなくて、生のバニラビーンズにこだわっている。
手間はかかりますが生のバニラビーンズを使うことでくどくない甘さになるといいます。
牛乳は静岡県産の丹那牛乳を使用。
それがまろやかな舌触りを生み出すのです。
空気が入らないように優しく混ぜれば自慢のプリン液が出来上がります。
最もこだわるのがプリンを加熱する温度。
待って、オーブンが冷めちゃう。
温度と時間が変われば味が大きく変わってしまうほどプリンは繊細。
ノウハウは門外不出です。
最後にラムネのジュレを入れたら完成。
海を感じさせるラムネの爽やかさと、とろけすぎず固すぎないプリンの絶妙な柔らかさが自慢です。
めっちゃなめらか。
不思議な触感。清涼感があって。
沼津愛
沼津の新たな名物となった深海プリン。
実は今年5月までは寿司店でした。
山本さんも元寿司職人。
男社会の中で修行に励み沼津店の店長になりました。
魚仕入れて、さばいて、すしを握るという毎日。
すごく充実していた。楽しかった。
そんなある日、運営会社の社長から突然の発表が…
すしは5月いっぱいで終わり。
7月グランドオープンのプリン専門店に変わる。
私、今度はパティシエになるの。
名物が海鮮ばかりの沼津に新たな起爆剤を作りたいという社長の沼津愛に押され、自ら志願して有名パティシエの下で修行。
プリンで沼津を表現するにはどうするか、議論の末、駿河湾の日本一の深海をモチーフにすることにしました。
キャッシュバック
沼津を愛するこの店にはこんなサービスも。
食べ終わった瓶を1つ返すとカップの中にある10円がキャッシュバックされます。
観光客の増加でゴミのポイ捨てが問題になっていた沼津を思ったサービスです。
しかし、多い日には2,000個以上売れるようになってしまった深海プリン。
想定以上にお客様が瓶を返却し、思いもよらぬ出費に。
今後は10円のところを5円に変える予定です。
ケチるわけではない。「皆さまにご縁がありますように」という意味。
新商品
さらに無限に広がる駿河湾の深海をアピールするため今月から8が付く日限定で新商品を発売。
駿河湾に生息する深海生物のアイドル的存在、メンダコをイメージしました。
沼津港と言ったら深海プリン。深海プリンと言ったら沼津港と沼津の地域の人たちと一緒に成長していきたい。
地元愛に満ち溢れたプリンを食べに週末、沼津まで出掛けてみてはいかが。