東京オリンピック・パラリンピックを前に訪日外国人客を狙った日本のサービス業が活気を呈しています。
2017年の全国のホテル建設予定数は147館ですが、2018年はその1.5倍以上、235館が建設予定です。
そのうちの1つにあたるのが野村不動産が上野にオープンするホテルです。
大手不動産会社としては最も遅いホテル業への参入ですが勝算はあるのでしょうか?
野村不動産株式会社
[blogcard url="https://www.nomura-re.co.jp/"]
野村不動産は10月24日、自らが運営するホテルの新ブランド「NOHGA HOTEL(ノーガホテル)」を発表しました。
2018年秋に上野駅近くで開業予定です。
1部屋あたりの広さは平均23平方メートル。価格帯は2万~3万円が中心だといいます。
部屋の広さの割に高価格帯ですが、何か秘策はあるのでしょうか?
野村不動産ホテルズの塚崎敏英社長は、
差別化として考えているポイントがホテルが立地する地域。見てもらっている地域のものづくりは上野は非常に魅力的な文化もあるので、こういったことをお客様に発信していく。
野村不動産のホテルは宿泊客が地域と深くつながることを目指しホテル内のインテリアや備品などに地元の工芸品を使います。
それを実際に触れた宿泊客が自ら製作体験できる仕組みなどが料金の中に組み込まれているといいます。
ガイドブックなどには載っていないような「コト消費」を掘り起こす。
これには地元の職人たちも大喜びです。
地元の職人は、
本当に感謝だけ。
表現できる場所を野村不動産のホテルを通じて発表できるのはうれしい。
塚崎社長は、
その地域をお客様に発信していく、感じてもらう、体験してもらう。こういったところを売りのひとつとして野村不動産ならではのホテルをつくりたい。
第1回ようこそことば勉強会
同じ日の10月24日、渋谷ではある語学講座が開催されました。
いらっしゃいませ。
Hello,Welcome to our store.
こちらへどうぞ。
这边请。
かしこまりました。
네, 알겠습니다
学んでいるのは外国語の接客10大用語。小売店を中心とする団体が主催をし、販売員がまずは呼び込みの一言をかけられるようにとこの講座が開かれました。
英語、中国語、韓国語の三ヶ国語のわずか1時間で叩き込みます。
東急百貨店のスタッフは、
外国のお客様が増えているので急に話しかけられたとき、どうしようとか。語学の問題はお客様が増えるにつれてあがってきている。
東京オリンピックに向けて、さらにインバウンド需要が期待される中、急ピッチで外国人の受け入れ体制を整えたいといいます。
ジャパンショッピングツーリズム協会の新津研一専務理事は、
勉強した言葉は非常に簡単で「こんにちは」「いらっしゃいませ」、そいった言葉を全員がしゃべれるだけで10倍に滞在時間が増える。「歓迎されている」と感じることは財布のひもを緩めることにもなる。