角川ドワンゴ学園が運営する通信制高校「N高等学校」に投資部が誕生します。特別顧問に就任するのは旧村上ファンド代表の村上世彰氏です。自身の経験を交えながら高校生にどんな教えを説くのでしょうか?
N高等学校
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ドワンゴの夏野剛社長。
日本の金融教育を変えていくためにどうしても必要だと。
ドワンゴの夏野社長が発表したのはN高校に在籍する現役高校生による投資部の設立。
N高校はすべての授業をインターネットで受け、高校卒業資格を得ることができる通信制の高校です。
高校の投資部を舞台に描くマンガ、インベスターZさながらにN高校の生徒達が実際に株式投資を行うというのです。
これまでにも課外活動として起業部を立ち上げるなど特色のあるプログラムを打ち出してきました。
村上世彰氏
今回、投資部の立ち上げにあたり特別顧問として迎えたのはこの人。物言う株主として知られる村上世彰氏です。
いま積極的に中高生向けの金融教育を行っています。
きとんと継続的に中高生向け金融教育をやるのは今回が初めて。
自分の子どもにはずっとやってきてそれなりの成果があった。
自分の子どもに教えるように。
入部希望者は小論文の審査を受け50人程度に選抜します。
部員には村上氏から1人20万円ずつ支給され、5人1組のチームで成果を報告します。
「村上氏を知っている?」
高校3年生の男性は、
名前だけ知っていて、詳しくどんな人か知らなかった。
「なぜ投資に興味を持った?」
楽してお金を稼ぎたい。
高校2年生の女性、
お母さんがやっているので投資に興味を持った。
自分は上新電機に投資している。
5月22日は投資部に興味を持った学生が集まり、村上氏からガイダンスを受けました。
一番安い値段で買えると思うな。
一番高い値段で売れると思うな。
この投資部で単にもうけてもらうことを目的にしていない。
損してもらっても結構。
日本郵船という会社分かる?
僕はいまその会社で100億円近いお金を損している。
いま船の会社はすごくしんどい。
ではなぜ船の会社がしんどいか考えてみよう。
最近だとアメリカと中国でいろいろなことがあったり…
1つ正解。
僕がそういう世界経済の見通しが悪かったから大損こいている。
自身の経験を交えながら学生たちに語る村上氏。
お金は汚いもんじゃない。お金は単なる道具なんだ。
でもものすごく勉強してうまくなって、どんどんお金を稼げるようになってもうれしい。
そうやってお金に親しみを持って触れ合ってもらうこと。
それが僕の大きな目的。