最高級といわれる五つ星ホテルですが国や民間企業が設定するなど基準はさまざまですが、海外の高級ホテル専門の予約サイトでは東京には18軒あるとされています。
多いように感じますが実は違います。
五つ星ホテルの数はロンドンで75軒、パリは57軒、ニューヨークでは56軒あります。東京の18軒というのは国際都市といわれているのに少ないです。
インドネシアのバリ島はバリ島だけで42軒もあります。
こういった豪華ホテルの存在は年に富裕層を世界中から取り込んでくるためにも欠かせないといわれています。
そうした中、都市開発などを手掛ける森トラストはアメリカの超最高級ホテルを日本で初めて誘致すると発表しました。
明らかになった豪華ホテルの中身とは?
森トラスト株式会社
[blogcard url="https://www.mori-trust.co.jp/"]
7月12日、都内で開かれた会見。
トレンドに敏感な人を中心にライフスタイル提案型のラグジュアリーホテルへの支持が高まっている。
森トラストの伊達美和子社長は日本初進出となるラグジュアリーホテル「エディション」を2020年に東京の2ヶ所で開業すると発表しました。
東京のラグジュアリーホテルの実情は量と質、2つの課題がある。
エディションを手掛けるのは森トラストと提携する世界最大級のホテルグループ、マリオット・インターナショナル。
実はマリオットは30のホテルブランドを持ちそれらは「ラグジュアリー」「プレミアム」「セレクト」と3段階のグレードに分けられています。例えばシェラトンは中間の「プレミアム」。
今回進出するエディションはザ・リッツ・カールトンなどと同じ最上位の「ラグジュアリー」ホテルに位置付けられています。
そのエディションは2013年にロンドンで最初に開業。その後、ニューヨークなど世界4都市に広げ、マリオットグループの中でも急成長しているラグジュアリーブランドです。
それぞれの都市の雰囲気に合わせ内装などが大きく違うことが特徴です。
実は伊達社長、自らロンドンなどのエディションに宿泊し誘致を決めたといいます。
開業しているロンドン、ニューヨークのエディションは世界中から注目されるホテルとして連日、多くのセレブリティが集まり文化発信の拠点となっている。
東京では虎ノ門と銀座の2ヶ所にオープン予定。2020年の開業を目指し現在急ピッチで建設作業が行われています。
このエディションのデザイナーには建築家の隈研吾氏を起用。
そしてプロデュースするのがイアン・シュレーガー氏です。ニューヨークの伝説のディスコの創設者で映画監督のウディ・アレン氏やマイケル・ジャクソン氏など世界のセレブが集いました。その後、数々のラグジュアリーホテルを手掛けてきました。
マグネットのような東京の文化を示すことができる拠点にしていきたい。
イアン・シュレーガー氏の単独インタビュー
そのシュレーダー氏、WBSの単独インタビューに応じました。
「エディションは他と何が違う?」
すべてゼロからデザインし無二の存在である点。似た施設はなく、それが最大の特徴だ。
シュレーガー氏のホテルの特徴はホテルを宿泊者だけではなく地元の人も集う場所にすることだといいます。
私のホテルはその都市の特徴を加えている。だから地元の人も集まってくれる。海外から東京に来る旅行者は地元の人が集まるホテルに泊まりたい。ありふれたチェーン店には興味がない。東京の人も集う場所に泊まり、東京を感じる。それがこのホテルが目指すこところ。
「『高級ホテルは金持ちの場所』というイメージが強い。」
ラグジュアリーは「誰にでも開かれている」ということが重要。「ラグジュアリーは金持ちのもの」なんて古い考えだ。それはわれわれの親世代の考えだ。
気になるのは1泊の値段。ロンドンでは最低でも7万円はしますが、マリオネット・インターナショナルのアンソニー・カプアノ副社長は、
東京の最高級ホテルよりもさらに上になる可能性もある。ただ開業は3年も先だから、まだ値段は言わない。
ラグジュアリーホテルの数が圧倒的に少ない日本。森トラストは今後急ピッチで供給を増やす方針です。
伊達社長は、
2023年までに10軒のラグジュアリーホテル、1,000室規模の供給を考えている。そのうち3つが東京、7つが地方やリゾート地。