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[WBS] 独占!日本のコロナ新薬開発!花王が発見!「抗体」の実力は?[花王株式会社]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

前回に引き続き新型コロナ治療薬の開発に挑む日本企業の最前線に迫ります。

今回は製薬会社ではない意外な日本企業、花王の挑戦です。

洗剤やスキンケア商品などを手掛ける花王は商品開発の一環としてウイルスや菌の独自研究を続けてきたのですが新型コロナウイルスの封じ込めにつながるある発見がいま期待を集めています。

花王株式会社

Kao 花王株式会社
花王株式会社の公式ウェブサイト。企業情報、製品情報、キャンペーン情報などの情報がご覧になれます。

神奈川県川崎市、羽田空港からほど近いところにある花王の研究所。

植田悠生記者、

新型コロナウイルスの新薬開発につながるあるものがこちらの施設で見つかったということです。

この研究所では洗剤などの商品開発のため微生物やウイルスの研究をしています。新型コロナの問題を受け3月から急遽研究に乗り出したのです。

開発リーダーが見せてくれたあるもの。

花王の安全性科学研究所、森本拓也グループリーダー、

こちらが今回発見したVHH抗体になります。

新型コロナウイルスの感染を抑制する能力が確認できています。

VHH抗体

新型コロナを抑えるというこのVHH抗体。意外なところから発見したといいます。

花王は衛生に関わる様々な商品を世の中に届けている。

菌やウイルスの研究はこれまで行ってきた。

アルパカがつくる抗体の遺伝子の情報で見つけることができた。

ラクダ科の一種アルパカ。

このアルパカが持つ固有の抗体を調べたところ今回の発見につながったということです。

これがVHH抗体の立体構造です。

赤、青、黄色の部分で新型コロナウイルスの「スパイクタンパク質」に結合します。

スパイクタンパク質という突起を持つ新型コロナウイルス。このスパイクタンパク質が人の肺の細胞と結合することで感染します。

VHH抗体はこのスパイクタンパク質にくっつく性質がありウイルスをブロックしてくれるのです。

花王は北里大学などと共同で新型コロナウイルスを使い抗体の実験をしてきました。

こちらがその時の映像です。感染の危険があるため実験はロボットで。

中央の人の生きた細胞が入った試験管にウイルスとVHH抗体を注入して反応を確認します。

5日後、試薬を使って細胞を青く色付けました。VHH抗体を混ぜた試験管は青く染まりましたがウイルスだけものは反応しませんでした。

画面の左側、ウイルスのみの試験管では細胞は死滅してしまい残骸しか残っていません。しかし、VHH抗体を混ぜたものは青く染まった細胞が正常に残っています。抗体がウイルスの細胞への感染を防いだということです。

このVHH抗体にはどんな可能性が秘められているのでしょうか?

VHH抗体は治療薬や検査薬に使うのに有望なものが得られている。

新型コロナは変異体が出てきているという情報もあるが、ウイルスの変異に対しても迅速に対応できる特徴がある。

しかし、なぜ花王がこうした分野の研究に取り組むのでしょうか?

花王の長谷部佳宏専務、

花王は元々モノを洗うことが本業。

モノを洗うということは人にとって危害があるもの、菌やウイルスを落とす研究を大切にしている。

製薬会社ではなくてウイルス研究は我々の方が本業かもしれない。

製薬会社と異なるアプローチに専門家は・・・

日経バイオテクの坂田亮太郎編集長、

今回の花王の事例は非常に示唆に富む。

これまでなら花王がウイルスを撃退する抗体を発見するとは誰も考えつかなかった。

新型コロナウイルスの脅威はまだまだ過ぎ去ったわけではない。

どんなアイデア、技術が生かせるかはまだまだ分かっていない。

未曽有の危機を前に自分なら何ができるか、目の前の課題をとらえて行動したのが今回の成果だった。

花王は今後、製薬会社などと連携し、治療薬の開発をサポートするとしています。

コメント

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