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[WBS] [新・ニッポンの素材力]化粧が変わる!?人工皮膚!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

「新ニッポンの素材力」です。

突然ですが皆さん、家に帰った後に「あ~疲れた!」というところから、このようにビリビリとメイクを剥がせたらいいなと思いませんか?

こうしたことが将来、可能になるかもしれない新たな美容向けの人工皮膚が開発されました。

今年中に実用化が予定されているというその最新技術を取材しました。

花王株式会社

Kao 花王株式会社
花王株式会社の公式ウェブサイト。企業情報、製品情報、キャンペーン情報などの情報がご覧になれます。

今日はこちら、花王にやって来ました。今回の素材力は花王の得意分野から生まれたものなんだそうです。

ファインファイバー

花王のスキンケア研究所、長澤英広グループリーダー、

目をつぶって、両手を差し出して。

そのままずっと目をつぶっていてください。

今、何か感じますか?

実は我々の新しい素材を置いたが何か感じましたか?

軽すぎて全然置かれたのが分からなかったです。

これが花王が新たに開発した素材「ファインファイバー」です。

重さも感触も分からないくらい軽くて柔らかい素材。

ファインファイバーの元となっているのが独自開発したポリマー溶液です。

花王は今年中にこの新素材を活用して美容用の人工皮膚を売り出す予定です。

美容用の人工皮膚

ポリマー溶液を専用の装置を使って肌に吹きかけると・・・

ふんわり、白っぽくなってきました。肌の上に優しく風が吹いているような、ひんやりするようなこともないです。

装置を通すとポリマー溶液は細かい繊維に。

髪の毛の100分の1ほどの細さです。

まったく突っ張るような感じはないですね。

さらにここに市販の化粧オイルを染み込ませていくと・・・

完全に透明になってきましたね。手首の血管がくっきりと見えますね。

専用の装置でスプレーのように細い繊維を肌の上に直接吹きかけることで肌に沿ってぴったりとくっつき、手首を曲げても折れることがありません。

見た目も感触も何か付いている感じはまったくないです。不思議。

剥がすのも簡単、両面テープでくっつけると・・・

実はここに膜がきちんと残っている。

薄い膜が剥がれました。

これを応用するとファンデーションやカラーメイクといった化粧が楽になるかもしれません。

続いてはファインファイバーを吹き付けた後にスタンプを押します。

さらにその上にファインファイバーを重ねます。

肌に直接、スタンプを押した場合を比べても見た目には違いが分かりません。

もちろん、肌に直接、スタンプした方は色移りしたり、落としづらくしますが・・・

花王が開発した人工皮膚は色が移ることはありません。

軽くこすっても取れません。

スタンプを落としたい時はペロンと剥がすだけ。

世の女性の夢だと思ういますが、くたびれて家に帰ってきて、メイクをベリッと剥がして終わりというのが理想なんですけど、これは可能ですか?

できるといいなと思ってチャレンジしている。

不織布

実はこの人工皮膚、花王が得意とする不織布の技術から生まれました。

不織布とは繊維を織ったり編んだりせずに絡ませてシート状にしたものです。

花王ではおむつや掃除用品など様々な領域で不織布を活用しています。

今回、人工皮膚を開発したのはクイックルワイパーの改良なども手掛ける東城武彦さん。

不織布を細くすると化粧品の剤を広げる力や肌に密着する力が桁違いに変わっていくことが分かってきた。

花王の人工皮膚はおむつなどに使われている不織布の繊維よりも20分の1近く細いファインファイバーから作られています。

不織布にすると中の9割以上が空洞に。

従来の不織布より通気性がある上、化粧水などの液体を吸い取って保ったり、膜全体に液体を均一に広げたりする特徴が強化されました。

シワの奥まで膜ができるので化粧水などを浸透させやすくなります。

スキンケアやメイク以外にも治療領域まで可能性がある。

課題

しかし、実用化までには課題もありました。

こちらは不織布などシート製品の研究開発拠点です。

もともとはこの大型機械を使わないと人工皮膚を作ることはできませんでした。

細い繊維を作るために電圧をかける必要があるからです。

電気がプラスからマイナスに流れる特性を利用し、ファインファイバーの溶液にプラスの電圧を掛けることでマイナス側に向かって細い繊維が放出されるのです。

この大型機械を一般の人も手軽に使えるように小型化したものが今回開発したこの装置です。

ノズルの中でファインファイバーの溶液にプラスの電圧を掛け噴射すると、マイナスの電気を持つ人間の肌に吸い付くのです。

お客様の皮膚の上に直接膜を作れるというのが画期的な技術。

素材と装置を合わせて開発したことで、これまでの常識を超える化粧品分野での人工皮膚の実用化ができたといいます。

「第二の皮膚」「人の皮膚を超える皮膚」になってほしいという強い思いを持っている。

発売するまでにベストを尽くしたい。

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