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[WBS] リーマン破綻から10年!就職支援の現場はいま…!?

ワールドビジネスサテライト(WBS)

アメリカに端を発したリーマン・ショックは日本の雇用情勢も大きく変化させ、当時の大学の新卒者に対する内定切りや非正規労働者の派遣切りといったことが社会問題となりました。

傷んだ雇用のその後を取材しました。

株式会社ジェイック

[blogcard url="http://www.jaic-g.com/"]

ゴールは何でした?

いい就職をすること!

「私はこういう人」と伝えることが面接で合格につながる。

就活のいろはを学ぶ若者たち。

全員、20代の非正規労働者です。

正社員での就職を目指し自己PRのやり方や面接の受け方などを学んでいます。

非正規で働いたことしかない。一から学べるということで参加した。

1週間後にはおよそ20社の経営者たちと面接し、通過すれば必ず正社員として採用されます。

このプログラムを無料で提供しているJAIC。

リーマン・ショック

リーマン・ショックが起きた時、常時十数社あった採用の募集が激減したといいます。

佐藤剛志社長は、

リーマンショックの08年、09年は面接してほしい卒業生がたくさんいるが4~5社しか集まらなかった。

アメリカ発の金融危機は日本企業の採用姿勢を慎重にさせたのです。

実際、2009年の新卒採用で内定を取り消した企業はおよそ450社、2,143人が対象となりました。

また東京の日比谷公園に非正規労働者の避難所、年越し派遣村が開設されるなど派遣切りや雇い止めが大きな社会問題にもなりました。

採用なんて頭にない。資金繰りでいっぱいの企業が多かった。

一方、こういう時期だから採用するという長い目で見られる企業は堅実だった。

日本システムクリエイト株式会社

[blogcard url="https://www.n-s-c.co.jp/"]

そのうちの1つが日本システムクリエイト。

当時、人材獲得のチャンスと捉えてJAICのプログラムを活用しました。

竹井眞範社長、

一番最初に佐藤という者を採用した。

経歴だけ見れば不安な部分は感じたが雑草的な強さを感じた。

履歴書を見ると大学卒業後の職歴はアルバイトのみ。

挫折をしてることで新卒より社会経験を積んでいるという見方もできる。

その佐藤剛さん、

お世話になっております。佐藤です。

現在、東北エリアを束ねる営業所の所長を務めています。

2008年11月、生活の安定を求めて正社員になるための就職活動を始めました。

しかし、結果は惨敗。

応募した10社全て書類選考で落ちてしましました。

リーマン・ショックで新卒の人も就職できない状況を考えると自分は立場的に難しいのではないかと感じるようになってつらかった。

佐藤さんのような非正規労働者の就職活動を長年支援してきたJAIC。

リーマン・ショックから10年が経ち企業の採用態度が変わってきたといいます。

アルバイト、パート、派遣でないと働けないと思っているかもしれないが、企業はそういう若者たちを採用したいと思っているので、どんどん正社員として就職できると思う。

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