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[WBS][コロナクライシス 経済回復への道]中国熱烈歓迎!揺れる日本企業![株式会社イトーキ]

2020年10月8日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

先月、菅総理の就任後初めて行われた中国の習近平国家主席との電話会談での発言。

習主席は中国が、

安定した供給網と公正で開かれた投資を環境を維持する。

とわざわざ言及したことが日本の経済界で注目を集めました。

背景には何があるのか中国の新たな動きを取材しました。

株式会社イトーキ

[blogcard url="https://www.itoki.jp/"]

新型コロナで日本企業が突きつけられたサプライチェーンの見直し。

大きな負担を迫られる企業に対し政府は…

加藤官房長官、

デジタル化、サプライチェーンなど新たな課題に対する集中的な改革。

必要な投資。支援をしていく。

経済産業省は海外に拠点を置く日本企業が国内にサプライチェーンを戻した場合に補助金を支給する仕組みを開始。

2,200億円の予算に対し、8倍を超える1兆8,000億円の応募がありました。

その中に中国から日本国内に生産拠点を回帰する動きも。

生活用品大手のアイリスオーヤマは補助金を利用。

中国・大連と蘇州の工場に依存してきたマスク生産の体制を見直しました。

また山形県の医薬品原薬メーカー、エースジャパンは7割ほど中国から原料を輸入していましたが一部を自社で生産するため来年夏にも県内に工場を建設します。

一方。中国国内では別の動きが…

江蘇省蘇州市。新型コロナで未だに中間の往来ができない中、開かれたのが…

北京市局の佐藤真人記者、

日本企業を誘致するための中日協力モデル区が設置され、その説明会が行われています。

日本企業およそ300社が参加。

こうした説明会が各地で行われ、日本企業の誘致は中国の国家戦略に。

日本国内からもオンラインで参加。

その中に…

みなさん、こんにちわ。

群馬県知事の山本一太です。

会場ではほとんどの人がマスクを着けていません。

コロナ後の経済回復をアピールする狙いも。

蘇州市は日本企業を呼び込もうと広大なモデル区を設置し、税金免除などさまざまな支援策を用意。マンションなどインフラ整備も急ピッチで進めています。

そのモデル区を担当する中国共産党の幹部は…

中国共産党の蘇州市相城区委員会、顧海東書紀、

日本からの最先端人材にはマンションを購入の際、最高1000万元(約1億5,000万円)補助を出す。

日本企業を引き寄せる魅力はどんどん高まっている。

中国側のアプローチは積極的です。

あぁどうも総領事。

新型コロナで一時日本への供給がストップするなど逆風の中、なぜ今誘致を強化するのか。

上海総領事の磯俣秋男大使、

中国は日本を含めた外国企業を呼び込み、一緒に発展したいという意図があるのは明白。

企業がリスクとチャンスを合わせて考えながら判断してくだろう。

中国に16支店を持つメガバンク幹部の見方は…

みずほ銀行の菅原正幸常務執行役員、

14億人の巨大マーケットがある国。

今年もGDPの成長率が唯一プラスになる国だ。

民間企業からすると魅力に感じるのではないか。

地元政府の支援、優遇策を背景に投資をさらに進める企業も。

蘇州市内にあるオフィス用家具大手イトーキの工場です。

中国での製造にこだわる理由が書類棚の基礎部分を作る工程。

機械化が難しく東南アジアなどへの移転には時間が、日本に戻すにはコストが掛かり過ぎるといいます。

イトーキは上海など周辺に分散していた工場を蘇州市内に統合し、効率化を目指しています。

その先に中国国内の巨大マーケットがあります。

範楠総経理、

日本からの注文の伸びはすでに安定している。

中国国内向けの需要は成長の余地が大きい。

さらにイトーキは蘇州市の支援を受け新たなオフィスを準備中。

入居するのは地元政府のビルです。

家賃は3年間無料。改装費用5,000万円の支給も受けました。さらに3年間、企業が支払う税金の一部が還付されます。

蘇州市の政府は資金面で非常に大きく支援してくれる。

だから私たちはここに統括会社を設置できる。

日本企業の誘致を強化する中国。日本の中国戦略も転換点にあります。

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