
のり、ネギ、豚。

その奥から出てきたのは冷たいそば。

おいしい。

新感覚。

メニューがたった1つ。それでも行列ができるそば店のヒミツとは?

港屋2
東京・千代田区。

オフィスビルが立ち並ぶ一角に長い行列が。

仙台からです。

来てみてビックリしました。

食感がすごい。他ではなかなか食べられない。

お客様のお目当てはつけそば。

都心の立ち食いそばに大行列が出来るヒミツとは?

冷たい肉そば
東京・大手町にある港屋2。

午前11時を過ぎると瞬く間に行列ができます。

その先頭ではお客様が食券を購入していました。

しかし、ボタンは1つだけ。「冷たい肉そば」。

一体どんなそばなのか?
店内を覗いてみると、そこで振る舞われていたのがこちらの冷たい肉そば。1杯1,000円。

そばが隠れるほど器いっぱいに盛られたのり、ネギ、そして豚肉。
ラー油入りのつけ汁で食べます。

おいしい。しっかりコシがある。

新たしい感覚。

五十嵐千賢さん
この肉そばを手掛けているのが店主の五十嵐千賢さん。

最大のこだわりは麺のコシにあります。
食べ応えのある麺にするため湿度によって日々湯で時間を変えます。
麺の状態は日によって違う。1日でも最初と最後で違う。

短いゆで時間の中でコントロールしなければいけない。

さらに茹でた麺をしめるための水の温度も重要なポイントです。

豚肉はつけ汁と同じつゆで簡単に湯通しし、味を染み込ませつつ、柔らかさを残します。

最後にのりをかけて完成。

株式会社星野リゾート
[blogcard url="https://www.hoshinoresorts.com/"]
実はこの港屋2を運営するのは星野リゾート。

都心の高級旅館「星のや東京」の1階に入っています。

五十嵐さんは元々星野リゾートの社員でマーケティングを担当。

新規事業の社内公募に内容を聞かないまま手を挙げました。
「立ち食いそば」と聞いた時は想定外。

そう来たかと驚いた。

全くの畑違いだった五十嵐さん。
行列を作るそば職人になるまではある人のサポートがありました。
菊池剛志さん
開店前の港屋2。

おはようございます。

やって来たのは東京・虎ノ門にあった本家港屋の創業者、菊池剛志さん。

菊池さんは2002年に港屋を創業。

ラー油入りのつけ汁でそばを食べるスタイルが連日大行列を作りました。

その菊池さんが今でも月2回ほどこの店を訪れ、店の様子や味など気になった店を伝えます。
おいしい。

菊池さんのアドバイスを受けて4年、あえて細かい作り方を指導しないのが菊池流だといいます。

「指導はしない」という指導。

菊池さん自身が誰にも教わらず独学で、レシピや教科書を見たわけでもなく自分で考え出した。

それが私(五十嵐)に対しても同じ。

マニュアルもない港屋のそば作り。
日々進化する独創的なそばとして五十嵐さんに受け継がれています。
星野佳路社長
五十嵐さんを店長に抜擢した星野リゾート。
港屋2を出店した狙いは?
星野リゾートの星野佳路社長、

いずれは世界の大都市に通用する日本旅館をつくっていきたい。

都市に通用する日本旅館にふさわしい食の在り方を模索し、いずれは海外にそばと一緒に出ていきたい。
