86%の人が利用したいと思っているが実際に利用したことがある人はわずか2%という家事代行サービス。
なぜ利用がこんなに進まないのか、その課題を解決する取り組みが2月16日に始まりました。
目次
家事代行サービス
なぜ家事代行サービスを利用しないのか? 街の人に聞きました。
便利そうだけど料金が高いイメージ。だったら自分でやろうと思っちゃう。
「使ってみたいか?」
使ってみたい。
「なぜ頼んでいないのか?」
広告とか値段も含めて情報が分かれば検討する余地があるけど、あんまりメジャーじゃないですよね。
家にいないときに来てもらうのはちょっと怖い。
利用しない理由は金額や不安感などがあるようです。
家事代行サービス!家のことなら「おまかせ」
株式会社ベアーズ
家事代行サービスとはそもそも一体どのようなものなのか?
現在利用中の安達征子さんのお宅を訪ねました。
株式会社ベアーズの川津尚美さんは、
何か作業の変更とかここだけはというところあるか?
今まで通りやってもらえれば、風呂場、洗面所、手洗い、流し、リビングを。
スタッフの川津尚美さん、まずはキッチンの掃除からです。持ってきたタオルに流しにあった洗剤を使ってコンロを磨きます。
「専門の道具は?」
何も持ち込まずにスポンジや洗剤など、そのお宅で使っているものを使わせてもらっている。
ホームクリーニングと違い家事代行サービスでは専門の用具などは一切使いません。掃除道具はその家庭のものを使います。
特別な掃除ではなく、あくまでも普段の家事を自分の代わりにやってもらうものなんです。銅像だって磨き上げます。
安達征子さんの場合、1回3時間、月2回の利用で2万5,000円を払っています。
買い物や料理を頼むことも可能だといいます。
安達征子さんは、
家事の代行は嫌な方もいますよね。私の友達は「絶対いやだ」って。私はそんなことは全然感じない。
しかし多くの人にとって家事代行サービスの利用にまだまだ不安があるのも事実です。
それを解決しようと2月16日からスタートしたのが認証制度です。
家事支援サービス認証 認証式
全国家事代行サービス協会の山田長司会長、
貴社は認証基準に適合していることが認められたので家事支援サービス提供者として認証します。
2月16日、一定以上の家事サービスを提供できる事業者として認証されたのは「カジタク」「ダスキン」「ベアーズ」「ミニメイド・サービス」「ミライド」の全部で5社。
認証したのは一般財団法人日本規格協会です。
一般財団法人日本規格協会はISO(国際標準化機構)を認証する機関、今回は第三者として申請があった家事代行業者のサービスの内容や仕組みを評価。基準を満たしている業者を認証しました。
利用者の視点からいくと品質。どこの会社に頼んだら自分の期待通りの結果を得られるか。事業者の品質全体が上がるように第三者機関に認証してもらう。これが一番いい方法。
認証制度で利用促せ!家事代行サービス
株式会社ベアーズ
今回、認証を受けた内の1社、株式会社ベアーズ。
利用車が増えてこんな問題も。去年の末に急激に需要が増えたためスタッフが不足。一部のサービスの中断が余儀なくされました。
そこで株式会社ベアーズのマーケティング部、後藤晃部長によると、
こちらは新人スタッフのオリエンテーション。こちらでプロとしての仕事、掃除の技術を身につけスタッフとして依頼者宅へ行ってもらう。
現在、新規採用を増やしていますが今回、認証制度の取得はその会社で働こうとしている人にも安心感を与えると期待しています。
認証制度が広がれば仕事として認知ができてくるのでスタッフが安心して働ける。採用に大きなメリットがある。
コメント