最近、若い女性を中心に一大ブームを巻き起こしているタピオカ。街中でタピオカミルクティーを目当てに並ぶ行列を見かけることもあると思います。都心部を中心に戦国時代に突入にしているタピオカ市場、いま意外な場所でも熱い戦いが繰り広げられています。
タピオカ
午後3時の渋谷。今日もタピオカを手にする若い女性達の姿が…
「きょうは何をしに来たか?」
タピオカ巡り。
原宿行って表参道まで歩きながらタピオカを飲む。
店によってタピオカの大きさや硬さ、食感が違うからいろんな店を巡って食感を楽しみたい。
株式会社はま寿司
[blogcard url="https://www.hamazushi.com/hamazushi/index.html"]
そんなタピオカ人気に注目する意外な業界があります。
回転寿司チェーン「はま寿司」を覗くと…
マグロにサーモンなどさまざまな寿司ネタがレーンを流れていました。
そんな中、寿司を食べるこちらの家族のもとに運ばれてきたのは、
こちら抹茶のタピオカです。
はま寿司は5月から全国の506店舗でタピオカドリンクの販売を開始。もともと期間限定でしたが想定より2倍のスピードで売れ、タピオカが足りなくなったため一時販売を終了していました。
はま寿司の販売促進課、横山千春さん、
お客様からの復活要望が大きく全店で販売できる量を確保できたので今回復活販売する。
仕入れは台湾に行って6時間交渉した。
8月13日から販売を再開したのは台湾から直接仕入れた黒糖のタピオカが入ったカフェラテと抹茶ラテの2種類。価格は280円です。
一般的に500円程度のものが多いタピオカドリンク、全国で展開するため大量に仕入れることで価格を抑えることができるといいます。
お客様は、
もちもち。
寿司店だけどクオリティーが高い。
タピオカがあるなら行く。
もともとファミリー層やサラリーマンの利用が多い回転寿司。若い女性客にもアピールしたい考えです。
サイドメニューにも力を入れていて回転ずしでこんなもの出すんだとビックリされる。
タピオカはSNSでも反響があるのでそういったところを狙っていく。
株式会社あきんどスシロー
[blogcard url="https://www.akindo-sushiro.co.jp/"]
タピオカを巡る回転寿司チェーンの争奪戦は激しさを増しています。
スシローが先月販売したのがこちら。
下から照らすと光るという光るタピオカ。台湾の人気店が生産したものを輸入しています。
しかし、わずか1ヶ月で入荷待ちの状態になってしまいました。
担当者に話を聞いてみると…
スシローグローバルホールディングスのスシローカフェ部、林麻衣子さん、
入荷が追いついていない状況。
中トロが1日4万皿食べられているが、タピオカが上回る4万5,000杯飲まれた。
まさかここまでとはというレベルだった。
製造元の生産体制が整い、今月下旬に販売再開の予定です。
全国に展開する回転寿司チェーン、こうした店舗網を使いタピオカを提供することで地方のお客様も取り込みたい考えです。
都心の人気店には足を運べないお客様に全国にあるスシローだからこそ気軽に届けられる。
流行がそこまで長期的ではないと予想しているが、こうした流行を押さえていくことは今後も重要。