暑い日が続き外出するのがためらわれるこの時期、ついつい頼ってしまうのが出前。
話題のローストビーフ丼からスイーツまでランキングから分かる進化する「出前ビジネス」とは?
出前館
[blogcard url="https://demae-can.com/"]
全国で1万3,000を超える店舗が加盟している大手宅配サイト「出前館」。
今、こちらのサイトで人気の出前メニューとは?
注文数急上昇ランキング
5月に関東地方で人気が急上昇した出前メニューのランキングです。
順位 | メーカー | 商品名 |
---|---|---|
1位 | 神保町ビーフ | 特製とろけるローストビーフ丼 |
2位 | バターカレー | バターチキンカレーナンセット |
3位 | 錦秀刀削麺 | 本場激辛マーラー刀削麺 |
4位 | ファイヤーサラダ | シーザーサラダ |
5位 | Soho's Bakery 3206 | シュークリーム |
6位 | 金沢カレー堂 | 金沢カレーオールスター |
7位 | スダップデリ | シンガポールチキンライスセット |
8位 | キノーズマンハッタンニューヨーク | アメリカンクラブハウスサンドイッチ |
9位 | オリエンタルデリ | ヤムウンセン |
10位 | 山田ジンギス | 1キロの破壊力ハラミスカンセット |
ガッツリ系のメニュー
1位、6位、8位、10位とトップ10に4つもランクインしたのがボリューム満点、ガッツリ系のメニューです。
出前館の領家由乃さんによると
お肉ブームの影響もあって出前館でもステーキだったり、ハンバーガーだったりガッツリ、ボリュームのあるメニューが人気。
特製とろけるローストビーフ丼
数あるガッツリ系メニューの中で堂々の1位に輝いたのが神保町ビーフの特製とろけるローストビーフ丼。
ローストビーフは油が少ない赤身肉を使いのが一般的ですが、こちらでは脂がのった「ザブトン」という肉を使い口どけの良さを売りにしています。
おいしいです。
ボリュームがあると思いますが?
大盛り、美味しい、いけ…いけます!
女性に大人気のこちらのお店を切り盛りしているのが店長の星野清彦さん、ただ一人。
どうやって出前しているのですか?
出前までは手が回らないというのが正直なところ。
出前はしていない?
実は、こちらのお店のローストビーフ丼を出前しているのは、このお店から40メートルほど離れた別会社が経営する店「バーガーズカフェグリルフクヨシ」。
エリアマネージャーの森田聡さんは
お客様が求めるニーズにあった商品をどこまで作れるかというのがキモ。
「なかなか食べられない商品だから出前で届ける。」この考えのもとハンバーガーショップを続けながら、神保町ビーフのような人気店と手を組み、別の店舗の商品を届けるという新しい「出前ビジネス」を始めたのです。
本業のハンバーガーに加え「牛カツ丼」など5つのブランドを出前を手掛けています。
こうした試みに利用したお客様の反応は
おいしい店って多いじゃないですか、世の中。それが宅配サイトに載っていると知ることもできるし、食べられるし、すごく良い。
金沢カレーオールスター
6位にランクインしたのは金沢カレーオールスター。
金沢のB級グルメであるこのカレーはドロッとしたルーが一番の特徴。実はコレが出前には最適なんです。
鈴木祐太代表によると
トッピングとかが崩れて、グチャグチャになってしまうので、ルーを重めにすることで配達しても状態よく見栄えも良いままで届けられる。
出前ならではの工夫が光る金沢カレー堂。
自分たちで全てを作り、厨房は一つですがサイト上に何店舗も出店する出前専門店です。
ハンバーガーとカレーが5店舗。それと煮込みハンバーグ弁当の店。計7店舗やっている。
出前館のような宅配サイトを通して注文をする場合、お客さまの多くは自分の食べたいメニューを決め、その一覧から好みの店を選んで注文します。
そのため1店舗のメニュー数を多くするより、お客様の入り口である店舗数を増やしたほうがビジネスチャンスが大きく広がるといいます。
1店舗だけ、例えばハンバーガーだけだと、売り上げで言ったら3倍、4倍違う。
更に出前専門店は回転費用がほとんどかからないというメリットもあります。
進化する出前ビジネス。この先、どんな広がりを見せるのでしょうか?