令和最初のクリスマスイブとなりました。
4年ぶりに平日のクリスマスとなった今回は人々の過ごし方に変化があったようです。
そしてクリスマスといえばこれといった食べ物をめぐっても食品ロスへの関心が高まる中、新たな取り組みが始まっています。

クリスマスイブ
道を挟むように伸びる鮮やかなイルミネーション。
東京・六本木には平日にも関わらず多くの人が集まっていました。

株式会社不二家

クリスマスの定番ケーキは・・・

松山拓生記者、
不二家の前ですが隣の店まで行列ができています。ケーキを求めて多くの人が行列を作っています。

今年も例年同様、クリスマスケーキを求め長蛇の列が。
午後7時頃には30人ほどが詰めかけていました。
クリスマスケーキ
「何を買った?」
仮面ライダーのケーキ。

予約しておかなきゃと言われたので早めに予約した。

クリスマスケーキをめぐっては食品ロスの問題などからファミリーマートは今年から店頭販売をせず予約販売のみに。

街の人は、
日本は食品をロスしすぎている。

必要な物だけ作り、必要なものだけ食べるのはいいこと。

食べ物であふれていると思う。大手企業が対策をとるのは感心する。

日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社
もう1つのクリスマスの定番チキン。

ケンタッキー・フライド・チキンのこちらの店では店の外まで伸びる長蛇の列が。

こちらも予約申し込みでの買い物客が多くいました。
NPO法人フードバンク横浜
食品ロス削減に向けて各社が予約販売を増やす中、新たな取り組みが横浜市で始まっていました。

大きな鍋で煮込まれているのはデミグラスソースが入ったハヤシライスのルー。

そこへほぐした鶏肉をたっぷりと投入。

実はこの鶏肉は・・・
フードバンク横浜の川路俊一さん、
これはケンタッキーのチキン。

ケンタッキーから提供を受けて、それを使わせてもらっている。

フードバンク横浜は個人や企業から集めた食料を主にシングルマザーなどひとり親世帯へ提供する活動をしています。

日本ケンタッキー・フライド・チキンはここに先月から一部の店舗で売れ残った調理済みのチキンを冷凍し、無償で提供しているのです。

この日は支援をしている親子と一緒にチキンを使った新しいレシピの試食会。
「おいしい?」
うん。

毎月楽しみにしていて、これがないと月が終わらない感じ。

食べ盛りの子がいるので、ここでちょっとずつ食材をもらえるとすごく助かる。

フードバンク横浜の加藤安昭理事長、
食品ロスをなくすということもテーマ。

その一環としてチキンを捨てないで加工して提供するということ。

品質管理が難しい調理済みの商品を食材としてフードバンクに提供するのは大手外食チェーンでは初めて。

その条件はマイナス30度で保存できる冷凍庫を準備することでした。

フードバンク横浜の後藤賢二理事、
「保存方法は適切か」とか「料理はこうやればよい」というマニュアルも作ってもらった。

提供されたチキンはアレンジレシピとともに市内のこども食堂や児童養護施設に送っているといいます。

こども食堂や児童養護施設に提供して喜んで使ってもらえるところを増やしたい。

始まったばかりなので今後広がっていくのではないか。

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