株式会社ディスペンパックジャパン
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名前は分からないけど儲かっているアレ!
まずは最近コンビニでアメリカンドッグを買ったときにトマトソースやマスタードってこんな風になっていませんか。
日本中のコンビニで使われているってことは相当儲かっているはず!
でも皆さん、コレの名前分かります?
ということでコレを作っている神奈川県南足柄市の会社へ。
ディスペンパックジャパンの大沢と申します。
なんとも言いづらい会社名ですが、ディスペンパックジャパンの広報担当の大沢さん。
早速ですが、コレの名前を教えてください!
これはパキッテと申します。
このソースが入っている入れ物の名前はパキッテ。
大沢さん、結構コンビニで見かけるってことはかなり儲かっているんじゃないですか?
儲かっています。
年間5億個生産しています。
「5億個!?」
「億ですか!?」
5億です!!
なんと年間生産数は驚異の5億個!
実はパキッテ、2年前までは会社名と同じ「ディスペンパック」という名前だったんですが、
ディスペンパックという名前は100人に1人しか覚えてもらえない。
呼びづらいし、覚えにくいってことでパキッテに改名。すると問い合わせ数が10倍に急増!
儲かりのヒミツはなんといってもその使いやすさ。
よろしいですか?
このように片手でかけられる。
それも軽い力でかけられるところが重要です。
パキッテのポイントは片手で簡単に開けられるってこと。
しかし指でつまむ部分とソースの出口が離れているため手が汚れる心配もない。
さらによーく見ているとこのパキッテのあちこちに詰められた細かい工夫が明らかに。
まずパキッテは、フタは硬いプラスチック、容器本体は柔らかいフィルムとあえて硬さが異なる素材を組み合わせている。
そうすることで、
容器同士がぶつかったときに柔らかいことによってしっかりと最後まで絞り出せる。
硬いフタで柔らかい容器をはさみ込むように力がかかるのでギューッと最後までソースを絞り出せるってワケ。
さらによく見るとフタの表面には山形の出っ張りがたくさんある。
これは2つある大きい山は出し口になっていて、この部分からトマトソースとマスタードが別々に出てくるって仕組み。
そして8個ある小さい山はリブといってフタの強度を上げるために入っている。
このリブがないと容器を割るときにフタがグニャッと曲がってしまうので、しっかりとソースが出せるようにあえて8個のリブをフタに入れているのです。
それにしても大沢さん、どうやってこの一風変わった容器を思いついたんですか?
私どもの会社はキユーピーと三菱商事が合同で作った会社でございます。
1980年代、担当者がアメリカの展示会でこの容器を見つけてきた所から始まってきております。
1980年代前半、新しいソースの入れ物を探していた担当者さんがアメリカの展示会でかなりマニアックな入れ物を発見!
電信柱に登った時に指を切るっていうことがあるみたいなんですね。
両手で止血剤を使うことができなくて片手で簡単に傷口を治療するためにこの容器を発案した。
この中に入れればマヨネーズが片手で出せる!バカ売れを革新した担当者は日本に持ち帰り、1986年、パキッテを売るためにわざわざ会社を作っちゃったのです。
最初は地道にパキッテを販売していたのですが、販売からおよそ5年、アメリカンドッグやフランクフルトにぴったりだと大手コンビニチェーンがパキッテを採用。
コンビニのエメリ感ドッグの出会いとともに一気に売上げを伸ばしたのです。
大沢さん、会社の売上げっていかほどなんですか?
45億円くらいです。
なんと年間売上げはおよそ45億円!パキッテはとんでもない儲かり商品に成長したのです!!
ディスペンパックジャパンはパキッテでがっちり!
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