今、家飲み需要の高まりで缶ビールが好調な中、人気を集めているのが素材や品質にこだわって作られたクラフトビールです。
市場の推移を見てみると去年は新型コロナウイルスの影響で飲食店での需要が減ったことなどが影響して前の年よりも減る見込みですが、今年は1.7倍ほどに増えると予想されています。
大手による新ブランドの投入や家でより本格的に飲むことができる新たなサービスが登場したりなど市場が加熱してきているからです。
キリンビール株式会社
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キリンが2月26日に発表したのは…
キリンビールの布施孝之社長、
これがデザインパッケージ。
「ビールってこんなにおいしかったんだ」、感動体験をより多くのお客様にしていただく。
来月発売するクラフトビールの新ブランド「スプリングバレー 豊潤<496>」。
麦芽を従来のラガービールの1.5倍に増やし、ホップも4種類使うなど素材にこだわっています。
価格は350mlで248円と定番の一番搾りと比べると2割ほど高めですが、巣ごもり消費の需要があると見込んでいます。
コロナによって高付加価値を求める動きが去年は特に顕著に出た。
クラフトビールを一番搾り、本麒麟に次ぐ3つ目の柱として成長・育成させていく。
キリンの新たな主力ブランドとして打ち出すクラフトビール、その味は…
中村寛人記者、
口当たりがすごくなめらかです。麦の甘みがすごく感じられて後味もスッキリしています。
キリンは今年の販売目標を160万ケースに設定。布施社長は去年10月に発売した一番搾り糖質ゼロに続くヒット商品に育てようと意気込んでいます。
コロナによってお客様の意識やマインドが大きく変わってきている。
その変化をいかに捉えて対応できるかが肝。
「こだわりの消費」みたいなものがコロナで高まり追い風が吹いている。
国内のクラフトビールの市場は2013年からおよそ6年で2倍以上の規模に成長。去年は新型コロナによる飲食店の時短営業などの影響で販売量は減少したものの、今後家庭向けの商品展開などで大きく伸びると見られています。
大手のメーカーも力を入れるクラフトビール、街で聞いてみると…
クラフトビールを飲むことは最近多い。
大手メーカーも買いやすい値段でクラフトビールを販売している。
この前ちょうど買った。
種類がいろいろあって、食べるものに合わせて選べるのがクラフトビール。
SNSにもこんな投稿が…
ビールに1万円使ってしまった。
絶対に間違いがない、大好きなビール。この後友達とオンライン飲み!
クラフトビールの出来たてを届けることを売りにした新たなサービスも登場しています。
総合商社の原田産業が始めたのが…
原田産業の平田洋介さん、
クラフトビールに特化した産直型のECサイト「ビールの縁側」という新サービス。
空気が入らない特殊な「たる」を使った産地直送のクラフトビール販売です。
全国各地の醸造所から直接、消費者に届けることができ、いつでも新鮮なビールが楽しめます。
コロナ禍においての家での「プチぜいたく」。
全国の醸造所が集まっているので旅行に行ったような気分も楽しんでもらえれば。
購入は専用サイトから。
現在、50の醸造所が登録されていて、地域から検索できるほか、苦みや甘みといった自分好みのビールを探すことができます。
サイズは3リットルと5リットル。
値段は醸造所によって異なります。例えば愛知の醸造所のビールは3リットルでおよそ8,000円です。
一昨日、数量限定で販売開始。その日のうちに売り切れました。現在は次の販売に向けて準備中。
今後、醸造所の数もさらに増やしていく計画です。
クラフトビールは店で飲む以外だと瓶や缶で飲むのが主流になっている。
このたるを使うことで好きな時に好きな場所で新鮮なビールを好きなだけ注いで楽しめる新しい体験だと思う。