若い経営者たちがしのぎを削る食堂があります。そこには知られざるヒミツがありました。
千葉商科大学

千葉県石川市にある飲食店。

昼には行列もでき、繁盛しているようです。
しかし、食事をするお客様は若者ばかり。

一体ここは?
学生が経営している学生ベンチャー食堂。

学生が経営?
学生ベンチャー食堂とは一体なに?


学生ベンチャー食堂
およそ6,500人の学生が学ぶ千葉商科大学。

この大学で8年前から始まったのが学生が経営する学生ベンチャー食堂です。

厳しい審査を経て開業することが認められた学生は自ら運転資金を出資し、食品衛生責任者資格などを取得して店をオープンします。


大学が用意するのは店のスペースと光熱費など。
3店舗あるうちの1つ、丼ものを中心とした満腹ダイニング。

すでに開店して4年目の老舗です。
店主の陳子豪さん、自慢の料理は?

おすすめ料理は名物スタミナ丼。

そのスタミナ丼(450円)。学生116人のアンケートを元に考えたレシピです。

お弁当で勝負の彩食菜。去年10月に開店し、2年目を迎えました。

店主は木村海音さん。

一番のおすすめは日替わりのオムライス。

人気のオムライスは400円。

3店目はこの秋オープンしたばかりの鉄板大学です。

店主は牧野弘宗さんと矢澤祐冴さんの2人。


自分たちはB級グルメで勝負している。

音と匂いと目で楽しんでもらって、最後に味覚で。

ライブパフォーマンスで販売する焼きそばがお客様を引き寄せています。


安くておいしい。コスパ最高。

学生ベンチャー食堂に週に3~4回は来る。

味も価格も文句なしのようです。
大学側の狙い
学生に企業を促し、経営を任せる大学側の狙いは?

千葉商科大学の原科幸彦学長、
まさにベンチャー。起業家精神を養うのは大変大事。

それを目指して入学する学生も増えてきた。いい方向に来ている。

気になる売り上げは?

昨年度は3つの店で合計2,600万円近く。

陳子豪さん
朝7時、バイクを押しながら満腹ダイニングの陳さんが自宅を出てきました。


今から食堂の仕込みに行きます。

7時30分過ぎには大学に着き、厨房での仕込みを始めていました。

そして10時を過ぎるとスタッフが増えました。実は陳さん、アルバイトを雇っています。

ノンちゃん、弁当出してほしい。

ピーマンは今日1缶いっぱいに切ってね。

人を使って店を経営とは本格的です。
実は開店資金150万円に加え、調理器具や食材費も自分で払います。税金もきちんと納めます。

遊び半分ではできない真剣勝負です。
突然、陳さんが仕込みの途中、店から抜け出しました。
どこに行くのか?

学生なのでこれから授業に行きます。

店は?
お店の方はアルバイトに任せています。

店主でもありますが本業は学生。両立するのが起業の条件です。
学内での起業という夢を叶えた陳さん、今後は?

この先は外でも店舗を展開して何店舗か経営していきたい。

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