クリスマスにケーキを楽しみにしている方も多いと思いますが、クリスマスケーキや節分の恵方巻のような季節商品は売れ残ると捨てられることも多いのです。
こうしたまだ食べられる食品捨ててしまう食品ロスを減らそうとコンビニ大手が動き出しました。
株式会社ファミリーマート
[blogcard url="https://www.family.co.jp/"]
ファミリーマートが11月21日に開いたクリスマスケーキの試食会。
今年は有名パティシエとのコラボ商品など23種類を販売します。
住田瑠菜記者、
カスタードがものすごく濃厚ですね。バニラの香りがアクセントとなってほどよい甘さになっています。
今回は商品だけでなく販売の仕方にも去年とは違う特徴があります。
ファミリーマートはファミクリをヨヤクリ。今年のテーマはヨヤクリ。
今年はクリスマスケーキを完全予約制に。
そのためホールケーキは店頭には並ばないことになります。
その背景にあるのが食品ロス。
ファミリーマートは食品ロスを減らすため今年の土用丑の日のうな重を機に季節商品の完全予約制を導入しました。
ファミリーマートの寺崎将人さん、
加盟店の利益が7割上がった。
売り上げは2割減、廃棄ロスは8割削減。加盟店の収益の押し上げにつながった。
街の声
この取り組みについて街の人は、
それでいいのでは。
無駄なものを作って捨ててしまう。もったいない。
ギリギリで買うのではなく、予約して買ってロスを減らすのが一番正解なのではないか。
株式会社ポプラ
[blogcard url="https://www.poplar-cvs.co.jp/"]
コンビニ業界で食品ロスの削減に新たな取り組みを始めているのが生活彩家です。
花岡昌平記者、
こちらの店舗では携帯のアプリを使うことで販売期限の切れた食品を購入することができます。
ここで使うのが「No Food Loss」というアプリ。
賞味期限が近づき一度棚から下げた商品が画面上に表示される仕組みです。
商品を選択してレジにあるバーコードを携帯で読み取り、確定ボタンを押すと店の奥から店員が商品を持ってきました。
お会計は54円です。
108円のクリームパンを半額で買うことが出来ました。
店の奥を見せてもらうと期限切れとなったパン屋お菓子が…
しかし、なぜ販売できるのでしょうか?
ポプラの関東地区本部、上野雅弘本部長、
賞味期限が11月27日までなので10日前の11月17日までが販売期間。
コンビニでは賞味期限とは別に各商品に販売期限というものが設定されています。
例えばこの店では値札の右下、「-5」とは賞味期限の5日前が販売期限であることを表しています。
これまでは賞味期限が残っていても販売期限を過ぎた商品は廃棄していましが、このアプリを導入することで賞味期限ギリギリまで販売できるようになりました。
この店では月のアプリ使用者が140人、1万円ほどの売り上げ。
現在は直営店を中心におよそ80店舗で運営しているこのアプリ。
今後はフランチャイズ店にも広めていくといいます。
売り上げはそれほど大きくないですが、食品ロスの削減に担当者も手応えを感じています。
今まで捨てていた商品を販売することができるアプリなので、利益を増やすことができるのと食品を捨てていたものを減らす。
食品ロスの問題両面をカバーできるアプリ。