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[WBS]農家から警戒の声!モモvsピーチ 米国産"輸入解禁"か

2022年7月15日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

旬を迎えたモモ。いま日本のモモは出荷のピークを迎えていますが、このモモをめぐって新たな動きがありました。それがアメリカの桃、ピーチが日本に輸入される可能性が突如出てきたのです。揺れる農家の本音を取材しました。

国産モモの最盛期!新作スイーツ続々登場

昼下がりの都内のカフェ「キハチ 青山本店」。お客さんが楽しんでいたのは…

お客さん

モモのアフタヌーンティー。ツイッターやインスタで見た。

アフタヌーンティーやケーキなど旬のモモをふんだんに使ったメニュー、7月16日から全国のキハチカフェで開かれる"ピーチスイーツフェア"を前に青山本店では一足先に販売が始まりました。中でも店のイチオシが白桃のパフェ。

妹尾理沙記者

瑞々しいモモとシャーベットがマッチして非常に美味しいです。

使用するモモは全て国産のモモ。

キハチカフェを運営する
サザビーリーグ アイビーカンパニー
芝健太郎さん

暑くなったときはモモの清涼感が食べたいとなる。
お客様が来てくれると期待している。

モモvsピーチ 農家は警戒!"米国産"日本上陸か

そのモモをめぐって新たな動きが…

田中瞳キャスター

モモの直売所です。たくさんのモモが並んでいます。

モモの生産量全国1位の山梨県では出荷の最盛期を迎えていました。

田中瞳キャスター

噛むと自然の甘みがフワッと出てきて、最後にいい香りがします。

モモ農家を訪ねると…

御坂路農場
小池義彦さん

ここら辺一帯全部モモ。
土の質がいいのでいいモモがとれる。

しかし、気になることがあるといいます。

御坂路農場
小池義彦さん

大量にアメリカ産が入ってきて値段がぐんと落ちると農家の収入が少なくなる。

実は今年2月にアメリカが日本に対してモモの輸入開始を突然要請。今後。アメリカのモモが日本で販売される可能性があるのです。

これには山梨県も警戒感を強めています。モモの生産地6県で連絡会議を今月末までに設置。

山梨県農政部
果樹・6次産業振興課
鈴木幾雄課長

8月か9月に現地(アメリカ)に行って調査する。
どんなものか情報がない。生産者は不安に思っている。

アメリカのモモの生産は年間56万トン。世界で7番目の多さです。一体どんな味なのか。

ニューヨーク支局
村井勇太記者

日本のモモより水分がないので歯ごたえがあります。甘さは日本のモモより素朴な感じがします。

害虫などの課題がクリアされれば早ければ3年後にも日本に入ってくるため日本のモモ農家にも影響を与えかねません。

山梨県農政部
果樹・6次産業振興課
鈴木幾雄課長

安い価格で入ってくるのが想定される。経済的にも経営的にも影響が出てくる。

一方で期待の声も。

JAフルーツ山梨
星野一雄さん

輸入解禁になれば逆に日本からアメリカに輸出も考えられる。
そうすれば日本の素晴らしいモモをアメリカの人たちにも食べてもらえる。

台湾や香港向けにモモの輸出を進める山梨県。2021年のモモの輸出額は前の年に比べて1.7倍増え10億円に迫ります。山梨県では輸出を加速させるための取り組みが始まっています。

JAフルーツ山梨
星野一雄さん

山梨県では新しい品種「夢桃香」という硬質のモモを生産することができた。
やわらかくなりづらいメリットがあるので非常に輸出向けだと思うのでいま増産している。

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