
本屋 B&B
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東京・下北沢の路地裏にある緑の看板。中に進むとお客様が行列を作っていました。
この日、集まったのは約50人。
ここは「本屋 B&B」。
他の店にはないユニークなタイトルの本が売りです。
売れ筋は「草獅子」という珍しい文芸誌。よしもとばなな氏の限定本は数千部も売れる人気です。
「どこから?」
群馬県。
オーストラリア。彼はフランス。
実は行列客のお目当てはカーテンの向こうにありました。
新刊イベント
お客様の視線の先にいたのは、芥川作家の長嶋有さん。
この日開かれたのは小説の新刊イベント。ファンを前に出版の裏話を披露しました。
そもそも新潮社から出ているが、連載していた会社が倒産し、企画が宙ぶらりんになった。ここに書いたマンガのギャラは未払い。債権者集会に初めて行った。
イベントが終わると作家や小説家などがお客様の本にハンコをペタペタ。本が宝物に変わります。
自分だけの1冊という気持ちになれる。うれしい。
作家を身近に感じられるイベントだった。
作家に会えるこのイベントは毎日開かれます。
入場料はドリンクが1杯ついて2,000円。
イベントに関連する本も飛ぶように売れ、収益の柱となっています。
ビジネスモデル
本屋 B&Bの内沼晋太郎共同代表は、
本屋で今、本を売ることだけでやっていくのは難しい。20~30坪の新刊書店が成り立つビジネスモデルをつくりたくて始めた。
店の収入源は店内のあるところにも。
店内の家具を見ると値札が付いています。実はビンテージに北欧家具、全て売り物です。本棚は8万5,000円。
こうした収入が経営に余裕を生み、売れ筋に頼らないこだわりの品揃えが可能になりました。
本屋 EDIT TOKYO
本屋 B&Bは2016年、東京・銀座のソニービルに出展。
期間限定ながら独自の本を揃え、夜には下北沢のようにトークイベントを開催。会社帰りのお客様を呼んでいます。
本屋もやる人や場所によって全然違うものになっていく。小さな本屋が増えていくことは本の世界を豊かにする。20~30年続けられれば新しいモデルを自分たちでつくれていることに。
知的好奇心を掻き立てる街の書店。今日も新たな仕掛けがお客様を惹きつけます。