[ガイアの夜明け] 立ち向かう!物流「危機」(1)

立ち向かう!物流「危機」

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株式会社ビッグヨーサン

神奈川県横浜市にあるスーパー「ビッグヨーサン横浜都筑店」。

開店前、鮮魚売り場に魚が並べられます。

長崎県から届いたのは連子鯛。北海道産の生イカ。全国から旬の魚が集まる鮮魚売り場はこの店の看板コーナーです。

いよいよ開店。待ちわびたお客様が早速店内に。

この日の目玉が秋の味覚「さんま」。1尾88円。北海道で水揚げされてすぐ運ばれてきました。

新鮮で安いさんまを見つけたお客様が集まってきます。

魚がたくさんあって安い、新鮮。

大満足です。

鮮魚バイヤーの中島英樹さん。あのさんまの仕掛け人です。

ライバル店へ偵察に出た従業員からさんまの値段の報告が入りました。

ヨークマートが1尾98円。やっぱり他店も安く入れていたんだ、良かった88円で。

ライバルよりも10円安いとれたてサンマ。がっちりとお客様の心を掴みました。

すごい厳しい。お客様は鮮度・価格を分かっているので。鮮度のいいものを1円でも10円でも安く提供したい。

株式会社浜中運輸

そのスーパーのさんまが水揚げされたのが北海道根室市の花咲港。

さんま漁が最盛期を迎えていました。

早速、箱詰めされトラックに積み込まれます。

「今日は何ケース?」

600ケース。1つ20キロ計算で12トン。

トラックを運転するのは浜中運輸の川﨑英紀さん(56歳)。この道36年のベテランです。

12トンの大型トラックいっぱいにさんまを積み込み、東京・築地を目指します。

築地までは約1,400km。実は川﨑さんにはひとつ気掛かりな事がありました。

せりの時間に間に合わなかったら延着。荷主によっては延着料を取られる。

遅れると翌日のせりにまわされます。すると鮮度が落ちて安くなってしまうことに・・・。その値下がり分を請求されることがあるといいます。

出発から10時間、苫小牧のフェリー乗り場に到着。本州へは船で渡ります。

約400kmを走った川﨑さん。ひとまず仮眠室へ向かいます。畳2畳ほどの部屋です。

狭いね。

13時間にも及ぶ仕事がようやく終わりました。

そして翌日の午前7時30分。

青森の八戸港から運転再開です。築地へはここからさらに660km。ひたすら走ります。

出発から32時間、築地に到着。

無事にせりに間に合いました。

全国各地から欲しいものがすぐに手に入る私たちの暮らし。それはこうして長い時間を掛けて物を運ぶ人たちに支えられているのです。

働き方改革

政府が掲げる働き方改革でも長時間労働の削減は目玉のひとつ。

3月17日、安倍晋三総理は、

業界の担い手を確保するためにも長年の慣行を破り、時間外労働規制を適用する方向としたい。

2017年春、政府は残業時間の上限規制を厳しくする方針を打ち出しました。

しかし人手不足に悩む運輸業界はその適用を猶予されることに。

負担を強いられるのは物流の現場を支えるドライバーです。

運輸労連定期大会、

運輸業界だけ「長時間労働やむを得ない」ではなく同じレベルで考えていただけるように。

長時間労働によってもたらされる私たちの便利な暮らし。

実はいま、そこに破綻の危機が迫っていました。その知られざる実情とは一体?

改善策が見えない長時間労働の現場。

家族との時間が取れなかったり、労働時間がもうちょっと短くなったら。

その意外な突破口とは?

ドライバー不足がいま大変な事態に・・・。

10年すれば乗務員が完全にいなくなる。

未来を開く策はあるのか?

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