日本でお馴染みの駅ナカ商業施設、その駅ナカが中国に輸出されると5月にお伝えしましたが、10月30日に上海でオープンしました。
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ノウハウを提供したのは東急電鉄です。
日本の駅ナカ文化は中国の消費者にどう受け止められるのでしょうか?
LINE plus(ラインプラス)
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上海支局の吉田知可記者、
改札を出るとすぐ横に駅ナカ施設はこちらという看板があり、そこから階段を上ったところに「LINE plus(ラインプラス)」の入り口があります。
10月30日、上海の地下鉄駅構内にオープンしたのは初の日本式駅ナカ施設「LINE plus(ラインプラス)」。
場所は上海中心部に位置する「徐家匯(ジョカカイ)」という駅の構内です。
徐家匯駅は3つの路線が乗り入れるターミナル駅で、1日の乗降客数は約16万人にのぼります。
東京急行電鉄株式会社
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日本で「エトモ」の名前で駅ナカを展開する東急電鉄が店舗の誘致や運営のノウハウを提供しました。
約600平方メートルの敷地内に飲食店など8つの店舗が並びます。
日本のコメを使ったおにぎり専門店「ぼんたぼんた」やメガネの「JINS」、創業約100年の名古屋のすし・うなぎ店「丸忠」など日本らしさを全面に打ち出した作りになっています。
渡邊功専務は、
中国の鉄道事業はまだまだ鉄道が主体なので、新しく挑戦する分野が街づくりだったり商業開発だったりする。弊社はビジネスモデルとしてはかなり先行していると思っている。
初日の10月30日、飲食店では無料で試食メニューが振る舞われました。
お客様は、
日本の本場の味がする。食べ物もメガネもいろいろな店舗が集まっていていい。
たまたま通りかかったので入った。すごくいい。おにぎり1個15元(約250円)、値段も悪くない。
メガネを欲しいと思って通ったらちょうどメガネ店が開業していた。
あの小宮
今回、日本から初の海外進出を果たした店舗もあります。
豚骨ラーメン店の「あの小宮」もそのひとつです。
小宮一哲さんは、
駅は人が集まるのでと麺店でやっていくより安心できるし、契約相手がしっかりした会社になるので安心感はとても大きい。
ランキンランキン
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その他、東急グループ傘下で化粧品や雑貨を売り上げランキング順に展示・販売する業態「ランキンランキン」も初の海外出店です。
店内のほとんどの商品がメイド・イン・ジャパンです。
東急レクリエーション ランキン営業部、村上周一郎部長は、
ランキンランキンを通して日本の良さを体感してもらい、その方たちがこの店にとどまらず、インバウンドに向けて販促を期待。
上海急線企業管理
東急電鉄のサポートのもと、現地で運営にあたる中国企業は日本式「駅ナカ」の拡大に意欲を見せます。
上海急線企業管理の鄧維正菫事長は、
商品を売る場所を提供するだけでなく日本の文化と流行情報を持ち込みたい。今後1年で3~5つの駅で「駅ナカ」開業を目指す。
日本式のビジネスモデルは上海でどこまで成長するか、今日がその第一歩です。