株式会社バオバブ
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続いて日本交通の川鍋一朗会長が気になる会社はバオバブ。
一体どんな会社なのか…
やって来たのは東京都港区にある高層マンションの一室。
はーい!こんにちは。
よろしくお願いします。
お出迎え頂いたのはエレガントな雰囲気が漂う社長の相良美織さん。
お仕事されているのは普通のオフィスの一室。
ここで一体どんなビジネスを?
バオバブは主にAI(人工知能)向けの学習データを作っている会社です。
学習データ
学習データというのは主にコンピューターに学ばせる質問と回答のセットのことをいいます。
どういうことかというと…
例えばこちらの車を運転している動画、車載カメラが瞬時にガソリンスタンドの料金を表示しているのですが、実はAIが動画を読み取り、どれがガソリンスタンドで、どこに金額が書いてあるかを判断しているんです。
これをやるためには「これがガソリンスタンド」で「ここにお値段が書いてますよ」という正解のデータを人間が作ってあげないといけない。
そうしたいくつかの正解データをヒントにAIが自分で判断をするってワケ。
その正解データ、たくさんあればあるほどAIが賢くなるということで、それを大量に作っているのがバオバブという会社なんです。
売上げ
で、実際に儲かっているんですか?
年商1億円弱。
なんとこの事業を始めてからわずか3年で年商1億円を達成!
でも1億円も稼いでいる割にはそんなに作業をしているようには見えませんが…
それもそのはず、大量のデータづくりが行われているのはこの部屋とは全然違う場所。
実はそれこそがバオバブの儲かりのヒミツ。
データづくり
やって来たのは港区からは遠く離れた東京都・国分寺。
こちらの小さな部屋で女性がパソコンをいじっている。
一体どういうことなのか?
バオバブの宮崎新さん、
トマトを画像認識させるというプロジェクトをやっているので、画面のトマトを1つづつ囲ってトマトの実というタグを付けている。
「手作業なんですか?」
手作業です。
なんとハイテクなAIの正解データ集めは人間がアナログに手作業でやっている。
宮崎さんがやっているのは熟したトマトをAIが画像認識して教えてくれるというソフトのための正解データづくり。
四角が大きすぎると余計な情報が入ってしまうので、トマトをぴったり囲う作業がとても大事です。
多い時は何千枚何万枚ってやってますね。
実はバオバブ、大量の作業を世界中で雇った精鋭パートさんたちにオンラインで発注しています。
実際に名古屋で作業している台湾出身のリンさんは、
子育てしながら仕事がしたかったので在宅ワークできたらいいなと思いました。
「変わった写真もありました?」
サルの関節とかにポイントを付ける。
うん…
「今までの人生でないですもんね、サルの関節…」
人間とあまり変わらないので案外面白いですよ。
サルの関節がどんなAIになるのが分かりませんが、リンさん月収は1日6時間ほどの作業で20万円ほど。
現在、バオバブのパートさんたちは日本、タイ、ベトナム、マケドニアなど世界中におよそ800人。
AIのビジネスは今後もどんどん大きくなるのが確実。
ってことは、これからも、
がっちり!
いきそうです。
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