イオンリテール株式会社
神戸市の海沿いの再開発地区にある複合性施設「神戸ハーバーランドumie」。
そこにあるのがAEON STYLE(イオンスタイル)というお店。イオンが展開する新しい形のスーパーです。
最も力を入れているのが弁当や惣菜。ずらりと並んでいます。
なかには必要な量だけ買えるカレーの量り売りや売り場で作るピザも、出来たてを食べてもらうためです。
なんと900種類もの中から選ぶことができます。
食品売り場のレジを抜けると目の前には広々としたイートインスペースが、260席もあります。
そこのイオンで買って、ここに持ってきて。店で買ったら結構高いから、飲み物。スーパーで買ってきたら安いし。
買った商品をすぐに食べられるため地域の人の手軽な憩いの場になっていました。
GABLING STEAK(ガブリングステーキ)
昼時、イートインスペースの一画に行列ができていました。
こちらはガブリングステーキ。イオン直営の外食店です。
注文を受けてから1枚1枚焼き上げていきます。遠赤外線効果でふっくらと焼き上がるそうです。
やわらかくて美味しい。
人気は150g、1,580円のサーロインステーキ。
タスマニアビーフ
イオンの担当者がある場所に案内してくれました。
箱の中から取り出したのは5キロの肉の塊。あのステーキ店で使われているものです。
実はこれ、オーストラリアのタスマニアにあるイオン自社農場から送られてきたもの。
エサからこだわって育てた自慢の牛肉です。
イオンフードサプライ、製造部長の宮村朗さん、
穀物で肥育しているので、やわらかくて日本人好み。我が社にしかない、イオングループでしか売っていない。
イオンスタイルの外食店
イオンスタイルで展開する外食の店はステーキ店のほかにもパスタの店や30種類の野菜や具材から自分好みの一皿を作ることができるサラダの専門店。
さらに店の作りにも特徴があります。
厨房の中に入っていくと裏では隣の店とつながっていました。スタッフが自由に行き来できます。
洗い場は1ヶ所だけ。すべての店の皿をまとめて洗い作業の効率化を図っていました。
またサイドメニューも共通化。
こうした運営によって商品をお値打ちに提供できるのです。
新たなスタイル
夕方になると売り場はひときわ大勢のお客様で賑わっていました。
肉売り場を覗くとこのスーパーならではの仕掛けがありました。
ステーキ店で提供していた肉を売り場でも販売しています。
今日は焼き肉にして、すごくさっぱりして食べやすい。
売り場と外食の垣根をなくした新たな店が生まれていました。
イオンスタイルumie、中田博紀店長は、
全く同じ店ばかりを多店舗展開するというところには時代的に無理がきている。お客様が変化していけば当然、お店も変化していかなければ置いてけぼりになってしまうので。今ないのであれば新しいものを作る。
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