株式会社V・ファーレン長崎
長崎県諫早市の体育館の1階を借りている会社。
社員教育が行き届いている会社です、一体どんな社長が?
懐かして涙が出そう。
ようこそ!こんな狭い所に。
ご存知、ジャパネットの高田晃社長(69歳)。
がっちりマンデー!でも昔からお世話になっています!
上手いとか下手じゃなくて歌うことに意義がある。
でも高田さん、3年前に息子さんに社長をバトンタッチ。
悠々自適に余生を・・・と思いきや、
もう一度社長でがっちり!
2017年4月、別の会社で社長に挑戦!
その会社というのが地元長崎を本拠地とするJリーグのサッカークラブ「V・ファーレン長崎」。
なんでまたサッカークラブの社長に?
きっかけはV・ファーレンが経営危機に陥った。そのままだったら倒産でしたからね。
V・ファーレン長崎は1年前には経営不振に陥り、3億円を超える赤字で倒産の危機に。
そこで長崎に恩返しがしたいと立ち上がったのが高田社長でした。
みんな輝いているでしょ、顔見たら。
「笑顔が皆さん素敵ですね。」
それもそのはず、高田社長が就任してからチームも勢いを取り戻し、入場者数も就任当初に比べると半年で5倍以上に!
5月3日(就任時) | 4,511人 |
11月11日 | 22,407人 |
見事、初のJ1昇格にも成功したのです。
でも倒産寸前だったクラブをどうやって立ち直らせたんでしょう?
サッカーとビジネスの世界は全く違うって言うけど、ミッションも全てやることは一緒なんですよ。
経営って観点からすればビジネスの世界も全部、収支のバランスですから。これは一緒。
社内の働き方改革
高田社長がまず取り組んだのは社内の働き方改革。
それまであるようでなかった社内のルールを明確化。
「サービス残業NG」「お昼ごはんをしっかりとりましょう」というものだったり、経理書類の提出日をモニターに告知したりと、当たり前のことをちゃんとやるを効率の徹底。
以前から経理を担当する社員さん、JV経理課のやましたよどみさんは、
提出日などがモニターでちゃんとしっかり管理されて日にちを守るなど、安心して仕事が出来るようになりました。
社員満足がなかったらね、なかなか企業というのも成長しませんからね。サッカーも一緒ですよ。
積極的な集客
そして力を入れたのがスタジアムの集客。
ジャパネットで培ったノウハウを武器に、選手との交流イベントはもちろん、チームのTシャツを無料で配布、スタジアムでジャパネット商品のアウトレットを販売。、さらにハーフタイムでの花火ショーなど、サポーターをとにかく楽しませました。
大事な試合の日にはジャパネットさながらのテレビCMまで放送。
こうした一つ一つの努力が実を結び、スタジアムは長崎のサポーターでいっぱいに!
「V・ファーレン長崎」って言葉が生活の一部くらいに少しなってきたのかなと、まだまだ足りませんから、県全体のホームタウンという目指すものに近づいてくる。結果として収入にも繋がっていく。
この日は朝から、さらなtる集客のための作戦会議が。
JR九州 長崎さんの方で増便の発表をします。
JRにお願いをしてスタジアムまでの列車を増便。
駐車場にも改善策が、今までは1,500台くらいしか駐車できませんでしたが、
スタジアムとその周辺に3,000~4,000台は確保しようと。
やっぱりストレスを感じさせてしまうものですから。スタッフでどのくらい話しているかな。1~2ヶ月かかったね。大変なんですよ。
今生まれて一番忙しい時かなっていうくらいに、やっぱり課題はありますよね。
忙しそうだけど、まだまだやる気がみなぎっているって感じです。
会議が終わればチームの必勝祈願へ。
高田社長について
高田社長について、V・ファーレンの高木琢也監督は、
「がっちりマンデーですけども、」
加藤さんの?
「スーパーサッカーじゃなくて申し訳ないですけど。」
心動かされますね。高田社長には。
「じゃあ今年一年は?」
がっちり!
新ユニフォームの発表会では、自ら椅子の位置まで直し、社長がテキパキ動く姿を見て社員も選手もみんなが引っ張られる。
スポンサー獲得の営業にも全国を飛び回り、今年は3倍のスポンサー料を獲得。
美味しい角煮まんじゅうを作っているスポンサーの岩崎本舗さんは、
高田社長本人が3回訪ねて来られました。
「その熱意に負けたってことですか?」
そうですね。次、どうやって断ろうかって思っていたんですけど、、今、高田社長が問い合わせてくれてるのがアウェイ(対戦相手のスタジアム)でも角煮まんじゅうを販売できないか。
「ていうことはスポンサードで?」
がっちり!
新たな挑戦を続ける高田社長、クラブの立て直しは成功しそうですね。
端から見ても「大丈夫かJ1に来て」とか「すぐJ2に戻るんじゃないの」「経営大丈夫?」。大丈夫ですよ、頑張ります。
今もう忙しい言ってられないから動くしかない。
V・ファーレン長崎、今年も目が離せませんね!
V・ファーレン長崎は挑戦し続けてがっちり!
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