大きな肉と大きな野菜で知られる北海道の名店が東京に進出しました。そこにはどんな秘密が隠されているのでしょう。
株式会社Suage Japan
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東京・丸の内。
オフィス街のランチ激戦区にひときわ目立つ行列が…
お客様のお目当てはスープカレー。
ランチ探しにきたら看板出ていて、札幌の有名店だと。
具だくさんでおいしい。
本場北海道の味が東京で楽しめる秘密とは?
スープカレー
東京・丸の内に10月にオープンしたスープカレー専門店のSuage。
平日のランチタイムにはおよそ20人が行列を作ります。
一番人気のメニューはラベンダーポークの炙り角煮カレー。
北海道の富良野で育てられた豚はくさみが少なくやわらかいのが特徴です。
他にもラムやチキンなど北海道の食材を生かしたメニューは8種類。
辛さのレベルやトッピングが豊富なため、楽しみ方は無数にあります。
肉がとくにおいしい。
野菜がおいしいです。いろんな野菜が入っている。
食材のおいしさを引き出すのがスープ。
独自のスパイスとオニオンペーストで味付されていて、クセがないのが特徴です。
そして最大の売りが店名の由来でもある野菜の素揚げ。
注文を受けてから揚げ始めるためサックサクです。
北海道産のニンジンやジャガイモなど大きく切られたこだわりの野菜は素揚げにすることで甘みがより引き立つといいます。
野菜のサイズがとても大きいので男心をくすぐる。
服部峻介さん
東京に2店舗を展開するSuage。
こちらが運営会社の代表、服部峻介さんです。
スープカレーの本場、北海道の札幌で絶大な人気を誇るSuageの姉妹店ですが、実は経営は別。
これまで数ある東京進出の打診を断ってきた札幌の名店を口説いて東京に持ち込んだのが服部さんでした。
私が東京で毎日「Suage」のスープカレーを食べたい。
「ファンだった?」
そうです!
大ファン!
ひたすら食べたい。
本業では会計事務所を経営する服部さん。
故郷でもある札幌の「Suage」のスープカレーを自分自身が日常的に食べたいという理由から北海道出身の仲間を集めて新たに会社を作りました。
そして、どうせならファンの力を借りて「Suage」を全国に広めようと資金集めにクラウドファンディングを利用。
目標額のおよそ2倍を達成しました。
札幌本店の社長、齋藤京司さんも服部さんの熱意に押されて東京での出店を任せることにしたといいます。
札幌で長い間ご当地B級で有名なスープカレーを目指していた。
ここまでファンが自分たちの地域に広めたいと思うとはまったく思っていなかった。
うれしい。驚いている。
しかし、服部さんは料理に関しては全くの素人。
そこで本店で作ったスープの元を札幌から冷凍で送るなど東京でも同じ味が食べられるように全力でサポートしています。
「Suage」のスープカレーが大好きな人たちだから日常的に味がどう変化するかチェックできる。
そういう意味でファンだからこそ品質をちゃんと保てる。
ファンの力で実現した東京進出。服部さんの次なる狙いは?
キッチンカーとしての展開。
セントラルキッチンを作ってウーバーイーツ(宅配事業)を展開。
横浜・福岡・大阪にどんどん展開したい。
ファンが作るお店は全国へと広がりそうです。