
シリア問題や北朝鮮など世界情勢が不安定になると注目されるのが「金」です。
その価格もこのところ急上昇しているところから「身近な実物資産」として金を手に入れようとする人も増えています。
金の価格、どこまで上がるのでしょうか?
金銀の貯金箱
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東京・中央区にある貴金属店「金銀の貯金箱」。
店の中には金色の輝く自動販売機。その中で売られているのは金貨です。
金の販売価格、4月20日は1グラム、7,930円からとなっています。
自動販売機は手数料を低く抑えることができるため、対面で購入するより300円ほど安く購入することができます。
今日も早速、お客様が、
便利でいいと思う。少し前まで株がよかったのが急にここ1ヶ月くらい下がって、逆に金が上がってたりしているので、もっと上がるのではないかと。
何かあった場合にも換金しやすく、株や債券と違って価値がゼロになることはなく安全資産として金への注目度が集まっています。
金銀の貯金箱の六川牧志代表は、
情勢不安でだんだんお客様が増えてきている。前年度の比べると売り上げは1.5倍くらいになっているかと。
「有事の金」が繰り返す歴史。金の価格はどこまで上昇?
アメリカがシリアにミサイル攻撃、さらに北朝鮮問題では空母を派遣するなどきな臭さが漂い始めると同時に金の価格は最近、大きく跳ね上がり、1,300ドル近くまで上昇しました。
歴史をさかのぼると1979年に旧ソ連がアフガニスタンに侵攻した際に一気に金価格は上昇しました。
1980年には1トロイオンス(約31g)で873ドル。「有事の金買い」という言葉が使われるようになりました。
しかし旧ソ連が崩壊し、冷戦が集結すると「有事の金」から「有事のドル」へ。
再び「有事の金」が復活したのは2001年、アメリカ同時多発テロでした。原油を始め、株や債券、ドルと全てが暴落する中、金の価格は急騰しました。
またリーマンショックによる金融危機で世界的な信用不満が強まると、さらに金は買い進められます。
2011年には1,923ドルと史上最高値をつけました。
専門家は現状をどう捉えるのか、今後をどう予測しているのでしょうか?
マーケット・アナリストの豊島逸夫氏は、
さまざまな地政学リスクが日替わりメニューのごとく出てくる。それぞれの地政学リスクは一過性だが、それが何回も繰り返されている。今年の「有事の金」の最大の特徴。本当にアメリカの武力行使、軍事介入が起こるか、起こらないか。もし起こると1,300ドルの大台を突破して、そこに新しいレンジが構成される。
しかし、豊島逸夫氏は金価格が落ち着くを見せるのは6月に入ってからだといいます。
フランス大統領選と5月に発表されるアメリカ雇用統計がほぼ同じ時期。5月の連休明けはかなり荒れそうです。5月半ばぐらいにはマーケットの注目が地政学からアメリカの金融政策に移ると思う。金価格は6月に下がる可能性がある。利上げがあれば。